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甘酒は産後ママにメリットがたくさんあるの?

このページでは『飲む点滴』とも呼ばれるほど栄養満点で美容効果も高い『甘酒』について
産後の授乳中のママが飲む場合に知っておくべきメリットや効果、
飲み方や選び方の注意点を一緒に見て行きたいと思います。

甘酒

産後の授乳中には赤ちゃんに栄養たっぷりの母乳を飲ませてあげたいですよね。
また、自分自身の妊娠・出産で負ったダメージの回復も急がなければ子育てや今後の自分の体調にも影響します。

 

甘酒は『産後の育児疲れを回復させることができるエネルギー作りができるビタミンB群やアミノ酸を豊富に摂ることができる』というメリットがあります。
また、こうじ菌によって炭水化物のデンプンを分解することで発酵過程で
酵素も含まれることや乳酸菌も摂れるので『産後ママが悩まされやすい便秘解消にもおすすめ』なんですよ♪

 

ただし、甘酒にはお酒の仲間であり、選ぶべきポイントとなる種類があることや飲み方や量など知っておいて損のない情報を分かりやすくまとめました。
ではさっそく一緒に見て行きましょう!

産後ママにメリットいっぱい!甘酒の力

甘酒は産後の授乳中や育児中のママにとって『喉から手が出るほど欲しくなるメリットがたくさんある』ってご存じでしたか?
飲む点滴と呼ばれているのはご存じの方も多いかと思いますし、栄養満点なのは知っているけど『具体的にどんなメリットがあるのかまでは知らない』という方も多いのではないでしょうか。

 

甘酒が飲む点滴と呼ばれるほど栄養満点でバランスも良いと言われるのは次のような栄養が摂れるからです。

  • ビタミンB群
  • 必須・非必須アミノ酸
  • 乳酸菌
  • 消化酵素
  • 食物繊維
  • オリゴ糖

これらの栄養素が産後の授乳中のママの母乳の質を上げたり、育児疲れを解消したり、水分不足からくる便秘解消と免疫力低下を予防して身体を守る働きをしてくれたりするということなんです。
では、これらの栄養が具体的にどういったメリットがあるのか見て行きましょう!

ビタミンB群の産後ママへのメリット

ビタミンB群は『代謝をつかさどるビタミン』と呼ばれています。
脂肪や糖質の代謝を進める働きを持っていて、産後ダイエットにもぜひ摂りたい栄養素がビタミンB群なんです。
甘酒で摂れるビタミンB群には次のような種類があります。

  • ビタミンB1
  • ビタミンB2
  • ビタミンB3(ナイアシン)
  • ビタミンB6
  • ビタミンB9(葉酸)

では、これらの甘酒に含まれる栄養素が産後ママと赤ちゃんにとってどういったメリットがあるのかシンプルにまとめたので見てみましょう!

甘酒で摂れるビタミンB群のメリット

ビタミンB1は糖質をエネルギーに変換して代謝する働きがあり、産後ダイエットのサポートにぜひ摂りたい栄養素です。
特に炭水化物が分解されてできるデンプン質のエネルギー変換を担当していて、産後の育児疲れを解消しつつ摂った糖質をパワーに変えてくれますよ。
また、ビタミンB2は脂質をエネルギーに変換する働きがあり、内臓脂肪の蓄積を防ぎながらエネルギーを作り出します。
ビタミンB3は、脂質と糖質の代謝を支えながら、ストレスから来る神経症を予防してくれます。
産後の育児中に家事も重なるストレスを抱えてしまいやすいママにとっては必要な栄養素です。
ビタミンB6は、脂質の酸化による身体への定着を防ぐ働きがあります。また葉酸と同じく造血ビタミンの一種で母乳の質向上に役立ちます。
ビタミンB9は先ほどの表の通り『葉酸』とも呼ばれるもので造血作用や細胞増殖に必要な栄養素です。
妊娠中はもちろん、産後の産褥期の身体の回復に必要で厚生労働省では、産後の授乳中には『毎日最低でも350μgの摂取を推奨している栄養素』でもあります。
さらに言えば、母乳を通じた『赤ちゃんの免疫作り』にも関わっており、母乳育児のママにはぜひ摂りたい栄養素でもありますね。
こうしてみてみるとビタミンB群は産後のママと赤ちゃんにとっていろいろなメリットがあるのですが、これらをバランス良く摂ることができる食材は『米麹で作られるノンアルコールの甘酒』特有のものです。
ぜひ利用したい甘酒の力と言えますね♪

甘酒で摂れる必須・非必須アミノ酸のメリット

甘酒で摂れる必須・非必須アミノ酸は、グルタミン、システイン、アルギニンなどのアミノ酸が摂れます。
グルタミンは、腸の働きを活性化させる他にも、タンパク質の再合成にも関わっており傷口の回復が効能として認められています。
余談ですが、外科手術を受けた後に『グルタミン輸液』という成分を投与することで傷口の回復が早められるので医療現場でも使われているのがグルタミンです。
システインは『L-システイン』という成分名を聞いたことがある方も多いかと思います。疲れの改善や美白を助ける働きがあり、チョコラBBなどの女性に人気のお薬やドリンク剤にも含まれている非必須アミノ酸のひとつです。
システインの働きは、肌のシミを改善する美白成分としても知っていらっしゃる方が多いかと思います。
アルギニンは、アルギン酸という別名でご存じの方もいらっしゃるかも知れませんね。
働きは、体内で疲労物質である『アンモニアの解毒』を行っています。
つまり『疲労改善に良い成分』ということです。その昔、江戸時代の頃は甘酒を現在でいうところの『疲労回復のための栄養ドリンク』として親しまれていたこともあり、それはアルギニンの働きで疲労回復ができるからということなんだそうです。

 

甘酒で摂れるビタミンB群とアミノ酸の働きは産後のママにとって体型戻しダイエットにも美容もサポートしてくれる力を持っているんですね♪

甘酒の種類と選び方

ここまで、甘酒が産後の育児中のママと赤ちゃんにとってどんなメリットがあるのかを見てきました。
この段落では、そんな甘酒にも『酒粕で作ったもの』と『米麹で作ったもの』の2種類があるのはご存じの方もいらっしゃると思います。
特に授乳中のママの場合は『米麹で作られた甘酒を選ぶ』ことが大切になります。

 

その理由は『アルコールが含まれているかいないか』ということと意図的に砂糖を加えて甘みを付けた酒粕由来の甘酒では結構なカロリーもあり、なおかつこうじ菌による自然発酵も行われていないことから腸内環境改善による健康と免疫力向上効果、そして美容面のメリットが充分に受け取れないからなんです。

 

酒粕を溶いて作った甘酒には原料の酒粕に8%ほどのアルコールが残っているため母乳を通じて赤ちゃんにアルコールが伝わってしまいます。赤ちゃんは充分に内臓が発達していないので、アルコールが体内に入ってしまうと消化機能障害を起こしたり、脳にアルコールの悪影響が残ることで学習障害や発達障害を起こってしまう危険性もあります。

 

もし、たまには気分転換で甘酒に限らずお酒を飲みたくなった場合は、飲む前に授乳を済ませて少なくとも丸一日は授乳を行わず、搾乳で母乳量の減少を防ぎながら『ママの身体の中からアルコールが抜けるまで待つ』ということが大切です。
産後の授乳中の無用なリスクを避けるためにも『母乳育児中のママは米麹由来の甘酒を選ぶことが大切』なんですね。

いくら甘酒が身体に良くても飲み過ぎはダメ!

産後の授乳中のママが一日に甘酒を飲んで良い量は『コップ一杯程度』と言われています。
その理由は二つあります。

  • ブドウ糖が生成され含まれている甘酒は意外と高カロリーだから
  • 米麹から作られる甘酒も完全な『アルコールフリー』ではないから

こういった米麹の甘酒の注意点を覚えておいて適度な量の甘酒を健康のために継続して飲むことが大切なんですね。
某有名女優が『毎日コップ一杯の甘酒を飲む美容法をやっている』という話を聞いた事がある方も多いかと思います。
いくら栄養満点で『飲む点滴』と呼ばれるほどとは言っても『過ぎたるは及ばざるがごとし』という言葉もあるようになんでも『適量が大切』ということは覚えておきましょうね。

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