産後になってから?目の疲れ
産後には様々なことが、今までなかったものまで起こってきたりします。このページではそんな産後に起こることの中でも目の疲れに注目して特集しています。
育児や産後の環境の変化によって体に様々な影響がある中で。どうしても毎日が忙しくあっという間に終わっていきます。
気が付くと目が疲れていて、目薬をうっていることってありませんか?
授乳中には目薬にも安全性を求めないといけないのですが、そもそもなぜ産後に眼精疲労がでやすいのでしょうか。
産後の時期は目が疲れやすい
産後の時期において、多くのママさんが
視力が低下したように感じる
スマホや雑誌の文字が見えにくくなってる
気が付くと目が疲れている
このような状況になっているといわれています。
産後は育児が忙しいものの、妊娠前の生活になる方も多く、
運転や運動など視力が低下していると危ないシーンも多く存在します。
メガネやコンタクトレンズを使用している方は、視力が変化しているのに
適切な度数に変更せずに使っている方も多いんですよね。
産後は自分の時間も自由に取れなかったりするので、何事も生まれたばかりの子供優先になることはしょうがないのですが、そのような状態だとより目の疲労もたまっていくばかりか、事故やケガなどにもつながるので注意したいところです。
いつまで産後の視力低下が起こりやすい?
産後の産褥期、つまり産後6~8週間は妊娠出産の体の変化から回復する重要な機関といわれています。
ママはなるべく横になっておくようにと雑誌などで学んでいる方も多いのではないでしょうか。
しかし、その期間中にスマホをたくさん使用したり、お風呂に入るというような血行を良くする行為をおろそかにしていませんか?
もちろん育児で忙しい、育児関係でわからないことが多いからスマホでの調べごとが多くなるということはわかるのですが、しっかりと目を休めることも必要です。
中には産褥期に目を酷使して視力が低下して、その後もなかなか戻らないという方もおられるようです。
目は一生付き合っていく大事な体の機関です。
赤ちゃんも大事ですが、育児を行うママの体自体もいたわってあげてください。
産後の眼精疲労の原因
- 自律神経の乱れ
- 血液不足
このふたつが産後の眼精疲労の原因としてあげることができます。
産後という時期において、妊娠から出産と体は大きく変化をしていて、まだホルモンバランスなどは完全には元に戻っている状態ではなく
睡眠不足など自律神経の乱れもあるのが、産後という時期でもあります。
目の疲れというのは、目の周囲にある毛細血管に大きくかかわっており、目を動かすのも、周囲の筋肉ががんばってくれているんです。
疲れの直接の原因としては、その毛細血管の働きと、周囲の筋肉が疲れを感じて、眼精疲労だと認識します。
毛細血管には血液が大量に必要なのですが、産後は母乳を作るために血液がそちらに多くいってしまい、そうでなくても
出産の状態から妊娠前の状態に戻るためには新しい血液が必要になります。
つまり、目の周囲の毛細血管の血液が不足していたり、周囲の筋肉が疲れを感じていることが産後の目の疲れのもとになっているんですね。
妊娠前にはなかったのに、産後になって目が疲れやすいという方は実際に結構多いんです。
かすみ目や眼精疲労、もっと進んで視力が低下したりすることまであるんです。
目の疲れなんて・・・なんて考える方が多いんですが、
これは産後に起こるべくして起こる現象といっても過言ではないんです。
とくに産後の母乳育児の場合、体外にだしていくものと体内に循環させるものを分ける働きをする腎臓が、
赤ちゃんに毒素がいかないようにフル回転します。
目と腎臓はつながっているので、出産による疲労や、夜間の授乳が続くための睡眠不足などと重なって目の疲れとして表れます。
昔のひとは出産したら読書はしたらダメだよ!とよく言われたそうです。
あ、これは私のお母さんが自分の母によく言われていたそうです。
昔の方はそういったなぜかはわからなくても、結構大事なことを言われたりしているんですね。
目の疲れはどんな症状につながるの?
目の疲れは、それだけではなく他の症状にもつながっていきます。
- 目の奥の痛み
- 目のかすみ
- 目の充血
- 頭痛
- 肩こり
- 吐き気
たかが目の疲れだから気にしなければ、気が付くと治っているだろうと思っているとこのような症状へと発展する場合があります。
子どもがいる家庭では、肩こりや頭痛なんて育児をしていると当たり前だよと感じることもあると思いますが、目は一生付き合っていく大事なパーツです。
少しでも不安なときは医師に相談したり、アイケアを行うなど、目を大事にしてあげる習慣をつけることも必要になるので、体から発するサインを見逃さないようにしましょうね。
眼精疲労対策のための必要な栄養
産後の目の疲れの原因の項目でも説明したように、眼精疲労対策には、血液をたくさん作ってあげる必要があります。
産後に起こる眼精疲労に必要な栄養もあるのですが、それらの栄養が不足しているために目が疲れるとか
ピントが合わないという悩みにもつながってきます。
ただでさえ、育児などで忙しく大変な時期です。
妊娠中は鉄分が不足している方が多いのは、知っていると思いますが、その影響は産後にも確実に及ぼしていきます。
もちろん鉄分だけではなく、葉酸や動物性たんぱく質、ミネラルなども一緒に摂取しないといけません。
鉄分はほかの栄養素に比べて体への吸収効率が悪い栄養と言われているので、
鉄分を吸収するのを助けてくれる栄養も同時に摂取することが
ポイントになるんですね。
鉄分の吸収助けてくれる栄養素
鉄分の吸収を助けてくれる栄養素はカルシウムです。
カルシウムを摂るには『牛乳』と考える方も多いのではないでしょうか。
しかしながら、牛乳は市販品では濃度が薄い調整牛乳では、それほどカルシウム摂取ができません。
ですので、カルシウムの摂取を助けてくれるサプリメントなどを積極的に利用する方も多いんですよ。
産後の時期によってはダイエットで栄養バランスを崩してしまう方もおられます。
無理な断食や絶食などを行う方はおられないとは思いますが、赤ちゃんの健康な成長のためにもカルシウムは摂っていきましょうね。
産後の目の疲れのおすすめ栄養素
また、産後の疲れ目は、眼球の粘膜保護に大切なビタミンA不足が原因になる場合もあります。
疲れ目も、目にゴロゴロとする異物感を感じるようなら眼球の粘膜が傷ついていて、
授乳による栄養不足や忙しさによる睡眠不足、体全体の疲れなどが関係していることが考えられます。
ビタミンAは、先ほども触れましたが、眼球の粘膜保護の他にも、夜盲症の予防や改善などの働きもあります。
ビタミンAは、うなぎやたらこ、豚肉などの動物性のレチノールと、植物性のβカロテンの2種類に分けることができます。
この2つをバランス良く摂る事が大切です。具体的には『動物性3:7植物性』を心がけると産後の疲れ目の解消に効果的ですよ。
また、βカロテンはニンジンに豊富に含まれているのですが、
授乳中のβカロテン摂取量は妊娠中よりも多く、すべてを食品から補うのはなかなか難しいのも事実です。
そういった、意味では産後の疲れ目に効果的なβカロテンやアントシアニンを摂取できるブルーベリーサプリメントを利用するのも良い選択肢ですよ。