男性だって産後に鬱になるってホント?
女性のママさんが産後に鬱になることを前のページで特集しました。旦那様はママの負担やストレスを一緒に育児や家事をやることによって
軽くしてあげる必要があるといいました。
しかしながら、最近では男性も産後の鬱になる可能性があることをご存知でしょうか。
特に若いパパさんに多いらしく、産後うつが女性だけのものではなくなってきたようです。
鬱というのは、精神的なものだという認識から最近では現代病と言われるくらい深刻なものになってきました。
女性の産後の鬱も、長引いていくとやはり同じように深刻なものだといえます。
そんな鬱も、自分でうつだと認識していないけれどうつ状態の場合もあり得ます。
男性の産後うつを最近はパパニティブルーという表現をするケースも出てきているのをご存知でしょうか。
通常の産後うつというのは、産後の環境などの変化によって出産を終えたママさんが受けるストレスやプレッシャーが原因となっているのですが、
環境の変化は女性だけのものではありません。
一層仕事を頑張らなければならないというプレッシャーは、女性にはなかなか理解されにくいかもしれませんが、男性のほうが強く影響を受けるかもしれません。
アメリカの鬱の研究結果では、産後の時期の若いパパでうつ症状が平均で68%も増加するというすごい数字が報告されています。
これは今までの男性、旦那という立場から赤ちゃんのパパという新しい立ち位置に急になって心が追い付かないとか、
ママが育児に追われて、パパは孤独や疎外感を感じるためというのが主な原因なんだそうです。
精神的にも男性よりも女性のほうが強いと言いますよね。男性にとっては、パパになるということが想像以上に高いハードルらしく、
また、女性は妊娠期間を徐々に赤ちゃんが育ってママになるという自覚を段階を経て味わうのですが、
男性は急にパパになるというイメージがどうしても強いそうです。
産後は赤ちゃんが第一に大事になり、その次にママの体をいたわったり、家事や育児を手伝ったり・・・そうなると旦那さんは後回しになってもしょうがない時期なんですね。
しかし、そこに対して疎外感や孤独感を覚える男性は女性からしたら、男だからしっかりしろよと言いたくなってしまいますが、
そういった理由も産後うつの原因なんだそうです。
研究も最近のことなので、全体として男性の意識が少し弱くなっているのかもしれませんが、
もし旦那様が産後の時期に鬱状態になっていたら、こういったことが理由だと思って理解してあげてください。
男性の産後うつの症状
- 睡眠不足
- 緊迫概念
- 訳も分からない疲労感
- 急な落ち込み
このようなものが男性側の産後うつとして現れると言われています。
並べてみていくと、どれも仕事にまで影響を及ぼしそうなのがわかると思います。
実際に子供が生まれて、多くの職場の仲間から祝福されると同時に、それ自身がプレッシャーと感じる方も多く、
その結果体重がどんどん減っていくとか、仕事効率が下がる方もおられるんです。
うちの旦那、まさか産後うつ?疑いがある場合にできる事
もしかしてうちの旦那、産後うつかも。。
このような疑いがある場合、嫁として旦那にしてあげられる事は、まずはカウンセラーの元へ連れてってあげることです。
心の治療のプロのもとに行くことで、現状からどのような方向性で改善に向かっていけば良いのかをアドバイスしてもらうことができます。
結局は私生活での夫婦間のコミニケーションなどが重要となってくるのですが、正しい知識がないまま自分でなんとかしようとしてしまうと、発言または行動で、かえって旦那さんの心を苦しめてしまう可能性もあります。
最悪の場合、あなたが良かれと思ってしてあげたことが旦那さんにとってはさらなる負担となり、状況が悪化してしまう。
と言うことも考えられます。
また、旦那さんが自分が産後うつかもしれないと言うことを受け入れることができず、カウンセリングを受けに行くことを拒否してしまう場合もあるかと思います。
そういった場合は、クリニックに問い合わせて自分が直接足を運ぶのも1つの手です。
そこでクリニックの先生から正しいアドバイスを受け、日常生活に取り入れて夫婦で力合わせて心の病を改善していきます。
繰り返しになりますが、最終的には日常での夫婦間のコミニケーションが旦那さんの産後うつの改善を大きく左右するのですが、そこには正しい知識あっての話ですので、まずは心療内科に相談してみることをお勧めします。