産後の夏の冷え性が体に悪影響?
産後というのは妊娠中の女性の体が出産に向けた変化をとお産を終えて
通常の状態に戻ろうとする時期で、その時期をどう過ごすかというのはとても大事になってきます。
ですが、赤ちゃんのお世話が大変で、自分の身体なんか構ってる場合じゃないよ!
という方も多いかと思います。
ですが、赤ちゃんが元気で健康に育つためには、ママが元気でないといけないんです。
赤ちゃんが泣くとついついそちらに神経が行ってしまいがちですが、自分の身体もケアしてあげましょう。
そうすることで、ママが元気で健康的な笑顔になると、赤ちゃんも良い影響を受けるんですよ♪
このページでは、そんな産後の過ごし方のうち、夏のシーズンに冷え性が体に与える影響や
その改善方法、夏の過ごし方の注意点なども特集しています。
産後で体は出産という一大イベントから元に戻ろうとする機能が働くため、きれいになろうという行為もそういった体の機能に
相まってさらなる効果を狙えるというおいしい時期。
この時期に夏バテや夏の暑さにやられてしまってダイエットなどに集中できないというのはもったいないんですね。
自分では、赤ちゃんのお世話に夢中になっていて気づかないうちに夏バテになっていることも考えられるので、
まずは、自分が夏バテになっていないかを振り返って自己診断してみましょう。
夏バテというのはどういった状態をいうのでしょうか。
夏バテってどういった状況?
- だるくなる
- 食欲不振
- 便秘や下痢
- たちくらみ
- めまい
- 微熱や吐き気
- イライラや無気力
このような症状が夏バテは表れるといわれています。
一般的に夏風邪や体調不良と思われるので、自分では夏バテだと認識していない方も多くおられるんですね。
夏バテがママ身体や家庭環境に与える影響
産後1年以内の子育て中のママにとっての話に限定してしまいますが、
夏バテを起こしてしまうと、意外と怖い影響があります。
- 産褥期の夏バテは身体の回復を遅れさせる
- 前述の状態になると、将来的に更年期障害の可能性も
- 赤ちゃんがの泣き声に反応できず自己嫌悪に陥って産後うつになる方も
- 些細なことでストレス爆発!産後離婚になってしまう方も
このような、いろいろな悪影響も考えられるため、しっかりとした夏バテ対策をして行くことが大切なんですね。
夏バテの主な原因を次の段で解説していますので、一緒に見て行きましょう。
夏バテの原因はどんなもの?
夏バテの原因は、簡単に言えば『身体のエネルギー不足』です。
ただし、そうなってしまう原因は身体の内側と外側の面の2つの側面があります。
身体の内側で起こる夏バテの原因は・・・
- 体の水分不足とミネラル不足
- 暑さで食欲がなくなって栄養不足
- ホルモンバランスによる自律神経の乱れ
身体の外側から影響する環境面の原因は・・・
- エアコンの効かせすぎ
- 夜の暑さによる睡眠不足
- 身体のだるさによる運動不足
このような内的要因と外的要因の2つで、その2つにもそれぞれの要因があります。
この夏バテの大きな原因の一つが温度差に体がついていけないということがあります。
外気温は暑いのに普段過ごす部屋の中は冷房をガンガンに効かせてしまっている。
お出かけすると、冷房が良く効いているところによくいってしまう。
など、温度差を体は敏感に感じてしまいます。
そうなると夏であっても冷え性になるんです。
そうならないように、またすでに冷え性になっている場合はしっかりと対処していきましょう。
夏バテの対処法
先ほどの内的要因と外的要因の2つをもう少し詳しく対処法を見て行きましょう。
水分不足とミネラル不足の対処
身体の水分不足を対処するのは、水分補給なのですが、
夏に水分を多めにとってしまうと『汗っかきになってしまうのがイヤ』というママも多いと思います。
そうなってしまうのは、尿での水分排出が上手く行っていないことが原因です。
利尿作用があるカリウムを豊富に含んだ夏野菜を食べるようにすると良いですよ。
例えば、スイカやナス、キュウリなどは夏野菜の中でも抜群のカリウム含有量が特徴です。
また、産後ダイエット中のママは、リコピンを摂るためにトマトを食べるというのも良いでしょう。
尿で、身体の中にたまった古い水分を排出すると、のども乾いて水分を飲みたくなります。
その欲求に従って、ちゃんと水分を摂るようにすると、夏バテも解消されて行きます。
暑さによる食欲不振の解消法
暑さによる食欲不振は誰にでも起こります。
そこで、夏バテになってしまっている場合は、そうめんやひやむぎなどを食べましょう。
その時に、血流を良くする、長ネギを薬味に使って、ショウガも効かせて、その代りにめんつゆを味を薄めにしましょう。
血流を良くするという意味では、不飽和脂肪酸を含むオリーブオイルを少しだけめんつゆに入れて食べるというのもありですよ。
え!?と思われるかも知れませんが、やってみると結構香りが良くなってハマりますよ♪
ホルモンバランスによる自律神経の乱れの対処
ホルモンバランスの変化は妊娠中に起こった事なのですが、産後のママの身体の内側で少しずつ戻って行きます。
具体的には、分泌量が増えていたプロゲステロン(黄体ホルモン)が体内に残っており、高温期のような変化で身体が火照ってエアコンの効かせすぎなども起こります。
なので、エストロゲン分泌を盛んにさせるためにも、大豆食品を食べるようにすると良いでしょう。
また、冷奴(ひややっこ)で食べる時はショウガや長ネギなどの薬味を忘れないように♪
ショウガは、炎症を鎮めてくれる働きと冷えすぎている部分は冷え取りをしてくれるという両面の働きを期待できます。
さらに長ネギは血液をきれいにする働きがあるため、わずかでも食べるようにすると良いでしょう。
外的要因に対処する夏バテ対策
外的要因というのは環境要因です。
エアコンの効かせすぎとか、お出掛け中についつい、エアコンがバッチリ効いたお店やカフェになってしまいますよね。
外出時の場合は熱中症対策の面もあるため、頭がくらくらするほどになる前にエアコンが効いた屋内に避難するのは大切です。
しかしながら、そういった環境に長時間入り浸ってしまうのは良くありません。
冷え症の原因にもなるためです。
やはり、何ごとも適度が大切なのは間違いありません。
夜の暑さによる睡眠不足対策
熱取りの敷布団シーツやパッドを使うなど、エアコンを効かせすぎずに夜を過ごしやすくする対策が良いでしょう。
ただでさえ、産後1年以内のママは授乳間隔も短い場合が多く、睡眠不足に拍車がかかる傾向にあります。
短くなりがちな睡眠時間を有効に活かすためにもスムーズに寝付くことができるようにしたいですね。
夏の冷え性対策
暑いし、だるいからといってシャワーだけでなく、しっかりとお風呂につかる習慣をつけて自律神経の乱れを整えるようにしましょう。
ぬるま湯でも炭酸の入浴剤を入れると血行促進効果がありますよ。
寝る前に軽いストレッチをすると夏バテなどによるだるさやストレスを和らげる効果があります。
これはお風呂上りなどでもいいのでぜひやってみてください。
また、夏だからと言って冷たい食事やおやつ類(アイスなど)をよく食べると体も冷えるので内臓から冷えてよりだるさを感じてしまいます。
30度越えの真夏日に、キンキンに冷えている美味しいシャーベットアイスなんて食べたくなる気持ちは良く分かります。
ですが、身体が夏バテのだるさや重さの感じている時は『冷たいアイス』は控えましょう。
また、休日などに少しでもいいので体を動かすようにしましょう。
ただし熱射病には注意が必要なので、夕方や早朝の直射日光がなく暑くない時間帯に身体を動かすように注意が必要です。