それでもHMBは味方だった!実際の効果とサプリ選びで知っておきたいこと
HMBと言う成分は、肉体改造を効率よく行うために効果的なものとして、
たくさんの筋トレマニアの方やダイエッターの方々に活用されている成分でもあります。
そんなHMBは、今現在も多くの方が肉体改造のために活用されていますが、
一部の意見としては非常にネガティブな声もあり、飲んでも意味がない。と主張する人までいます。
なぜそのようなことになってしまったのでしょうか?
そして実際にHMBは本当に飲んでも意味がないものなのか?
と言う部分の真相について一緒に見ていきたいと思います。
そして今現在肉体改造のためにHMBの継続摂取を検討されている方のために、
失敗しないサプリ選びのための重要なポイントについても後半部分でお伝えさせていただきます。
それではまずはHMBの基本情報を一緒に見ていきましょう。
HMBってなに?
HMBというのは体内でBCAAの一種であるロイシンというアミノ酸からできており、効果的に筋肉を増やすことができると言われている物質なんです。
まだ最近の研究なのですが、筋トレのみをするグループと、筋トレにHMBを使うグループに分類して筋トレの効果を測定する実験が行われ、HMBを使ったほうがより筋肉量が増えるという実験結果が出て、効率的に筋肉を増やすためにはHMBがおすすめだと言われているんです。
HMBの成分による効果
筋肉に必要なたんぱく質の摂取に、より効果的だと叫ばれているHMBはどのような効果があるのでしょうか。
HMBには、大きく分類して2つの働きがあります。
- 筋タンパク質合成をコントロールする役割
- 筋タンパク質分解を抑制する役割
筋タンパク質合成をコントロールする役割
筋肉というのは遅筋という有酸素運動時に使われるものと、速筋という無酸素運動時に使われる2種類があります。どの筋肉を鍛えたいのかとか、どういった動きを強化したいのかという視点で鍛える筋肉が変わってくるのはこのためなんです。
HMBは筋肉を増やすためのスイッチを入れてくれるような働きをして、効果的に筋肉をつけることができるんです。
筋タンパク質分解を抑制する役割
筋トレを頑張ると筋肉痛になる方も多いと思いますが、
HMBは筋肉痛からの回復を早める効果もあり、
ほかにも脂肪を減らす働きや悪玉コレステロールなどを減らす、
インスリン抵抗性を改善する効果など目を見張る効果が報告されているんです。
HMBはロイシンの代謝物
HMBは、必須アミノ酸のロイシンと言うものの代謝物に当たります。
このロイシンと言うものは体の中で日々作られているのですが、1日の生産量はたったの0.2グラムから0.4グラムです。
それに対して代謝されるHMBはそのうちの5%から10%程度だと言われているんです。
また、仮に1グラムのロイシンから作られるHMBの量はたったの0.05グラムから0.1グラム程度になります。
つまり、体の中で1日に作られるHMBは、非常にわずかな量であることがわかります。
という事は、HMBと言う栄養素は非常に希少価値のあるレアなものだということがわかります。
HMB自体は安全性が高いもの
HMBは必須アミノ酸のロイシンの代謝物なので、そもそももの珍しいものと言うわけではありません。
しかし、HMBと言う文字からすると、ちょっと危ない成分。と言うイメージをしてしまう方もいらっしゃるかと思います。
ですがそんな事はありません。
実際に様々な現場で実験が行われており、それらの結果から見ても、人体に対する悪影響や危険なデメリットなどは特に見られない結果となったそうです。
それではHMBは100%安全なものなのかと言われればそうとは言い切れないようです。
というのも、HMB自体はサプリメントとしての歴史が比較的浅いため、長期間でのデータが十分に揃っていません。
そのため、直近のデータで言えば非常に安全性が高いものと生きることができるのですが、長期的に見るとどうなのかと言う部分がまだ確証がない段階です。
危険性があると言うよりは、データがないから安全とは言い切れない段階。と言うにニュアンスが最も近いかと思います。
現状としてはこのようになっているので副作用の心配等は特になさそうですが、
妊娠中や出産後の授乳中の場合など、
もしくは何かお薬を継続して飲まれている場合などは、
担当医に相談したうえで検討されることをお勧めします。
HMBとプロテインの違いとは?
- プロテインはカロリーが高いがHMBはほぼゼロカロリー
- HMBはプロテインに比べると飲みやすい
この2つがHMBとプロテインとの違いであげることができると思います。
筋トレといえばプロテインがまず思い浮かぶと思います。筋トレのお供でもあるし、筋トレダイエットにプロテインを使って成功した方も多くおられます。
ただプロテインにもデメリットもあるんですね。ダイエットとして用いることを考えるとプロテインはカロリーが高く、ちゃんと運動していないと逆に脂肪がついてしまうんです。
また、プロテインといえば多くが粉末状なので牛乳や豆乳に混ぜることが多く、プロテインシェイカーと呼ばれる容器が必要で持ち運ぶ必要があります。
その分HMBというのはサプリメントや粉粒タイプなので持ち運びも便利です。
筋トレを実際に行うジムなどでももって行き易いのは多くなメリットですよね。
女性向けHMBと男性向けHMBの違いとは?
実は女性用のHMBと男性向けのHMBは違いはそんなにないんです。
もちろん商品のパッケージの差はかなり大きいのですが、HMBの成分の差など大きな差はないのが事実なんですね。
HMBはクレアチンやBCAAなどダイエットサポート成分も入っていてそれらの量の差などでも選ぶうえでのポイントになります。
先に言いましたがパッケージの可愛らしさや女性らしさというのは大事なんです。
わたしたち女性が男性のバッキバキの半裸がかかれているパッケージを手に取ることはちょっと避けたいところw
HMBの効果の真相について
HMBの効果として「これを飲めば勝手に筋肉がついて勝手に脂肪が減っていく」と言うような解釈が広まっているようです。
もしこれが本当なのであれば、高いお金をかけてでも購入したいものですし、本当であって欲しいと信じたいものです。
しかし、実際にそのような事はありません。
このような間違った解釈に対しての反発的な意見がネット上で溢れているようです。
この様子を深く知らない段階で表面的に見てしまうと、「HMBは飲んでも意味がないもの。」と捉えられても仕方がないのかなと感じました。
ですが、実際にはHMBの働きとして
「体の中のタンパク質の合成をサポートして
タンパク質の分解が活発に行われないように抑制してくれる働き」
と言うものが認められています。
なので、HMBを継続的に服用することにより、筋トレや何かスポーツなどをした際の筋肉量の増加をサポートし、既存の筋肉が減ってしまわないようにサポートしてくれる効果が期待できるということです。
間違った解釈とニュアンスが似ているため、少々ややこしくなってしまいましたが、HMBにはきちんと肉体改造のサポート力があり、飲んでも全く意味がない。というのはそれはそれで根拠のない嘘になりますのでご注意を!
HMBの1日あたりの摂取量目安は約3グラム
HMBの1日あたりの摂取量の目安は3グラム程度で大丈夫です。
少し前の段落でもお話ししたように、HMBは基本的に危険性が高いものなどではありませんが、過剰に摂取するよりも適度に摂取する方が効果的とされているんです。
その数字が3グラムと言う数字になります。
なお、この記事の前半部分のHMBの基本情報について話しているところでも軽く触れましたが、HMBと言うのは非常にレアなものであり、普段の食事でもたくさん摂取しようと思うと難しいものなんです。
毎日3グラムのHMBを摂取しようとしても食事だけではなかなか難しいと言われています。
そう考えると、粒を飲むだけで目標数値に到達できるサプリメントは、長期的に見ると非常に頼りになる肉体改造のパートナーになる事は間違いないでしょう♪
HMBは夜ご飯の後のタイミングで摂取しよう
もしもサプリメントを購入してHMBを継続的に摂取するのであれば、夜ご飯を食べた後に飲むことをお勧めします。
HMBはお薬ではないので、基本的には好きな飲み方で構いません。
しかし、水で飲む方が不純物を体に取り込まないのでサプリの栄養をストレートに吸収しやすいと言うメリットと、夜ご飯の後と言うタイミングは体の中で摂取した栄養を吸収しやすい条件が重なるので、他のタイミングで摂取するよりも効果的だといえます。
ただ、もしもあなたがスポーツもしくは筋トレなどを日常的にされているのであれば、そのタイミングの前後でも構いません。
プロテインドリンクを飲んでいるのであれば、それと一緒に流し込んでしまうのもありだと思います♪
HMBのサプリを選ぶときに知っておきたいこと
HMBのサプリを検索すると、非常に多くの種類のものがヒットします。
当然ですが基本的には自分の気に入ったものを選んでいただくのがベストだと思います。
しかし、あれだけたくさんの品数があれば、良いものもあれば悪いものもあります。
せっかくお金を払うんですから、たいして効果のない偽物のようなものは買いたくないですよね。
その時の判断のポイントとなるのが「HMβ™️」と言うマークがあるかないかです。
このマークの詳細についてはさておき、これがあるのとないのとでは、HMBサプリの質が大きく変わってくる可能性があります。
このマークがないHMBサプリの場合は、HMBに不純物がたくさん含まれていて中身が薄っぺらいものである可能性があります。
ですがマークが入っているものであれば、値段相応の価値があるものだと判断して良いかと思います♪
後はせっかくサプリメントを購入するのですから、HMBのほかに関連してどんな栄養が入っているのかもチェックすると良いでしょう。