マタニティマークは正しい使い方を!
「マタニティマーク=妊娠中の人が付けるもの」というイメージの方が多いと思います。
確かにそれは間違ってはいないのですが、正しくは「妊産婦」の方向けのマークですので、産後の方でもマタニティマークをつけることは可能なんですよ♪
しかし、産後いつまでも。というわけではないので、まずはマタニティマークの基礎情報をおさらいし、妊産婦の定義についてわかりやすく解説したいと思います。
マタニティマークの基礎情報をおさらい
マタニティーマークについて知ってるようで知らない基本的な情報を簡単におさらいしていきたいと思います。
マタニティーマークと言えば、妊娠中の妊婦さんを周囲の人が気遣うことができるように自分自身が妊娠中である事を知らせるためのマークという認識の方が多いのではないでしょうか??
この認識は間違っていません。
特に妊娠初期は赤ちゃんの成長はもちろんのことですがお母さんの健康を維持するためにもとても重要な時期だと言われています。
また流産などのリスクも高い時期だと言われています。
だからこそ自分自身だけでなく周囲の人も気遣いながら母体の安全を保っていく必要があるのですが、
妊娠初期の場合は外見からだとなかなか見分けがつかないため、電車の中でなかなか座れない、タバコの煙が気になる。
といったような悩みを抱える妊婦さんもたくさんいらっしゃいます。
そして、マタニティーマークの基本情報を知る上では欠かせないのが妊婦さんだけでなく産後のママさんも身に付けることができるということです。
多くの方が妊娠中のママさんがつけるもの。という認識かと思いますが、マタニティーマークについて紹介している専用ページでは、妊婦さんという限定した書き方ではなく、妊産婦さんという書き方をしています。
つまり、マタニティーマークは妊婦さんだけではなく産後の方もつけて良いものなのです。
妊産婦っていつからいつまで?
マタニティーマークは、妊娠中の方だけでなく産後の方でもつけることができるということがわかりました。
ただ、中には妊産婦っていつからいつまでのことを指すのか具体的に存じてない方も少なくないかと思います。
妊産婦というのは、妊娠している女性はもちろんのこと、出産前から出産直後の産婦のことを指します。
ただここでもう一つ出てくる疑問は、出産直後だいたいいつまでなの?
という部分ですよね。
日本大百科の解説によると、妊産婦は、産後1年以内の女性(授乳中も含める)を含めた意味であると書いてあります。
出産直後といえば一般的には子供を出産してから産褥期が過ぎるまでの事をさしますが、授乳期間も含めて良いとの事です。
産後のママさんがマタニティマークを付ける理由
実際に授乳中はタバコによる外なども気にしなければなりません。
そう考えると産後3ヶ月経とうが4ヶ月経とうが授乳をしている期間は特に周りの人にもタバコなどの煙の配慮はしてほしいところですよね?
このように産後も周りの人にできれば気を遣っていただきたいという場面がいくつかあるかと思います。
マタニティーマークは、そもそも自分の状況を相手にさしてもらう為に使うものですので、本来であれば気にせず身に付けていても構わないものだと言われています。
しかし、ネット上で見てみると、あの人絶対妊婦じゃないのにマタニティーマークつけてる!
といった声や、産後もマタニティーマークをつけていいのかな?と迷っているママさんの声なども目立ちます。
世間的にはこういったマタニティーマークの本来の意味が浸透していないのが現実なのかもしれません。
中には心無い人もいる
マタニティーマークについて詳しく知っていく中で、産後でもマタニティーマークをつけて良いということがわかりました。
しかし、マタニティーマークについてネガティブな事例を見てみると、マタニティーマークをつけている人に対して
わざと足を引っ掛けて転がすようとしたり、通りがかりにお腹を殴ったり、道端で突き飛ばすなど、心ない人の行動がいくつか報道されていることがわかりました。
こういった報道が多くのママさんに広まり、マタニティーマークをつけたいけどつけるのは危険という認識が多くなってきているようです。
確かにこのような報道がされていてはむしろマタニティーマークなんかつけないほうが良いと思うのも仕方がないことかもしれませんね。
また、東京や大阪などの都心部の方の声では、公共の場だとマタニティーマークをつけてもほとんど人に見られることがないのであまり意味がないという声もありました。
一方で、私は田舎に住んでいるからかもしれませんが、私が住んでいる土地ではマタニティーマークを見て気を遣ってくれる優しい方がたくさんいたという書き込みもありました。
マタニティーマークについては良かったり悪かったり様々な意見があります。
こういった事実を知った上でつけるかどうかを判断した方が良いかもしれません。
これは、あくまでもわたしの個人的な意見ですが、東京、大阪、名古屋、福岡、仙台などなど
大都市の中で生活している方は、先ほどの意見の中にもあったように
『中にはマタニティマークをつけている妊婦さんや産後のママに対して心ない行動をする人もいる』
ということを意識して、近所の買い物の時だけはつけるようにして、
電車で都心部に出掛ける時はつけないようにするなどの対策をとるというのも良いのではないかと思います。
中には、本当に自分自身のストレス発散のためだけに弱者を平気で傷つけるような人もいますから。
注意するに越したことはないと思います。
期間が過ぎたらマタニティマークは外しましょう!
マタニティーマークは自分がつけるべき期間が過ぎたら身に付けることをやめて破棄するのが一般的です。
中には、マタニティーマークをつけていればいろんな人が気を遣ってくれて電車の中で優先的に座らせてもらえる。などといったメリットを逆手にとって妊娠中でもないのにマタニティーマークをつけて公共の場をうろついている方もいらっしゃるようです。
また、そういったことに価値を感じてマタニティーマークを転売して悪用する方もいらっしゃるようです。
マタニティーマークは本来妊婦さんや産後のママさんを守るためのマークですので、正しい使い方をしていきたいところです。