赤ちゃんとママの花粉症やアレルギー性鼻炎予防・対策講座
産後に体質が変わって花粉症になったという話を聞いた事がありませんか?
また、中には産後に花粉症が治った!という方もまれにいらっしゃるんだそうです。
それまでに花粉症だった方がアレルギーが治ってしまうほどの体質の変化があるのが『赤ちゃんを産む』ということなんですね。
ですが、産後の授乳中はお薬に頼るのは怖いですしできませんよね。
これほどの大きな変化となると、ママが花粉アレルギーを持っていると赤ちゃんに遺伝しちゃうんじゃないか・・・
といった赤ちゃんへの影響が気になる方もいらっしゃるのではないでしょうか。
そこでこのページでは、元々花粉症の方や産後に花粉症になってしまったママのためにおすすめの花粉症の対策のための免疫力を高める方法や
産後の花粉症の症状を軽減する方法、そして赤ちゃんの花粉症事情なども一緒にご紹介して行きたいと思います。
授乳中に花粉症の薬を飲むのはやっぱりダメなの?
このページでは、お薬ではなく他の方法で花粉症の辛い症状と向き合うためのポイントをお伝えしていきますが、
そもそも授乳中に花粉症の薬は飲めないのだろうか
という部分について明確にしていきたいと思います。
結論から言うと、授乳中でも花粉症の薬を飲む事は可能です。
ただ、一般的にはほとんどの花粉症の薬は妊娠中を始め授乳中に飲む事はできません。
と言われることが多いです。
確かに、そういったものでも母乳への悪影響が一切心配ない。とは言い切れないのが現状なのだそうです。
でも、実際のところは、授乳中のママが花粉症の薬を飲んで母乳から赤ちゃんの体に移ってしまう薬の成分の割合は、本当にわずかなんだそうです。
このような事実があることから、授乳中でも医者が処方した薬であれば、赤ちゃんの影響を深く気にせず飲むことができると言われています。
実際に病院で花粉症の薬を処方してもらうママも多く、その場しのぎの対策としてはこれが1番ベストではないかと思います!
なので、今現在花粉症の苦しい症状にお悩みの方は、内科もしくは耳鼻科を受診することをお勧めします。
※ただ、病院側にはあなたが授乳中である事は必ず報告することが重要です。
花粉症はアレルギー性鼻炎!症状の原因は?
アレルギー性鼻炎という言葉を聞いたことがあると思います。
症状はくしゃみ、鼻水、鼻づまりなど、花粉症とさほど変わりはありません。
それもそのはず。花粉症もアレルギー性鼻炎の一つなんです。
違いは季節性か通年性かということ。
季節性の花粉症は皆さんが知っているスギやヒノキなど、植物からでる花粉が顔や目などに付着します。
アレルギーの症状の発生の仕組みとしては、それを取り除こうと体が反応するためにくしゃみや鼻水といった症状が起こります。
花粉症は植物の種類によって、人それぞれ発症したりしなかったり、まちまちです。
また花粉の飛散時期を終えると症状は落ち着きます。
通年性のアレルギー性鼻炎は文字通り一年中起こります。
原因は家の中のハウスダスト。ほこりやダニ、カビによって体が反応を起こします。
そのため、ネコちゃんやワンちゃんなどペットの毛にも注意が必要です。
そして、最近では花粉症用のマスクでは防ぐ事が出来ないPM2.5。
また、ダイソンの掃除機のCMで知られるようになったPM0.5などのもっと粒子の細かい汚染物質もあります。
こういった汚染物質に対抗するのに大切なカギになるのが『免疫力』なんですよ。
産後のママと赤ちゃんは免疫力が低め
産後半年以内のママと赤ちゃんは、免疫力が低めな状態にあるといえます。
ママは、お産で体力を使い果たして抵抗力が弱まっていますし、赤ちゃんに母乳をあげたり、お世話のために睡眠時間を削っていたり、忙しさのあまりに自分の食事はお茶漬けを立ち食いしていたという方もおられるほど。
このような状態でママの免疫力が落ちてしまう事を『免疫寛容』というんだそうです。
また、赤ちゃんの方も、ママからお乳やお世話で愛情と栄養をもらっているとは言っても、身体の大部分がまだまだ完成からは程遠い状態です。
大人と同等の免疫力が付くのはまだまだ先の話ですが、身体のサイズに見合った免疫力や臓器の強さを獲得するのが1歳前後と言われていますので、それまでは油断は出来ません。
余裕を持った見方をすると、産後1年~1年半くらいまでは、出来る限り花粉やハウスダストなどのアレルゲンには近づかないというのが大切ではないかと思います。
ただし、できる限り触れないと言っても、赤ちゃんも首が座ったりして来れば、お外で遊びたがりますし、ママも一緒について行かないといけませんよね。
そうなると、できるだけ触れないと言っても、難しい話になってしまいます。
こういった状況でも、花粉症やアレルギーから赤ちゃんとママの身体を守ってくれるのが『免疫力を強めること』なんです。
花粉症も含むアレルギー性鼻炎全体を防ぐには、アレルゲンにできる限り触れないことも大切なのですが、それ以上に大切なのは赤ちゃんもママも免疫力を上げることです。
花粉症を鎮めるには免疫力を高めること!具体的にどうすれば良い?
免疫力を高めるには、共通するいくつかのポイントがあります。
- 身体を冷やさない
- 低体温にならないように血流向上
- 栄養バランスの取れた食生活
- 睡眠不足にならないようにする
これらの4つが花粉症も含むアレルギーに立ち向かう『柱』になります。
身体を冷やすと、血流が悪くなります。
これは交感神経が活発になり覚醒状態になると血管を収縮させてしまうためです。
低体温は免疫力を低下させてしまう1番の原因です。
ポイントとしては、血液をサラサラにして、血管の柔軟性を上げて強化する事が対策のカギですね。
栄養バランスは、カリウムやマグネシウム、ナトリウムなどのミネラル群とビタミンB群やビタミンC、ビタミンEなどの抗酸化作用のある栄養をしっかり摂ること。
そのためには、和食中心の食事にしたり、緑黄色野菜を食べると効果的です。
赤ちゃんの場合は、ママの母乳の中に含まれる栄養素が免疫力を作って行く手がかりになります。
なので、子育てに忙しい時期でも、手軽にバランスの取れた栄養補給ができるサプリメントを利用するのも良いですよ。
また、赤ちゃんが10ヶ月頃で離乳食を食べ始めたら、栄養満点の離乳食を作ってあげて赤ちゃんと一緒に食べるというのも良いですね♪
普段からママ自身と赤ちゃんの栄養バランスに注意することが、身体の免疫力を上げる事につながって、花粉症の予防、改善につながると言われています。
なぜなら、免疫力を上げるには腸内細菌が充分に働いて免疫細胞を作り出せる環境にすることが大切で、それは『身体全体の免疫細胞の7割以上がお腹で作られる』からです。
免疫力向上の鍵を握るのは腸内環境
先程の段落の最後の部分にもありましたが、私たちの免疫力は腸内環境の状態が非常に大きく関わっています。
当然ですが、腸内環境が良い状態であることが大切です。
ここでは、栄養バランスに注意することが重要だとお伝えしていますが、それ以上に食物繊維や乳酸菌、オリゴ糖などの腸内環境整えるのに良いとされている栄養や菌を積極的に摂取し、なおかつそれを継続することがとても大切です。
でも、忙しい育児生活の中で普段の食事で栄養バランスを常に気にしたり、毎日継続的に腸内環境に良いものを買ってきて用意して食べ続けるのは、あまり現実的では無いですよね…
というか、実際それどころじゃないと思います。。
そんな方にお勧めの手段がサプリメントです。
サプリで花粉症対策+酵素で脂肪分解
私が花粉症で悩むあなたに提案したいサプリメントは、「ベルタこうじ生酵素」です。
豊富な乳酸菌を始め、622種類もののフルーツや野菜、スーパーフードなどが使われているため、食物繊維も豊富ですし、何より赤ちゃんに嬉しい栄養をバランスよく補給することもできます。
なお、もともとダイエットサポートサプリとして注目されており、体内の巡りを良くする生酵素、脂肪分解する脂肪分解酵素も含まれているため、赤ちゃんやご自身の花粉症対策でもありながらも、産後ダイエットに役立たせる方もいらっしゃいます♪
いろいろ試したけどダメみたい。
何かアイテムを活用して対処したい。
とお考えの方は、一度ベルタこうじ生酵素の詳細をチェックして、
今のあなたに必要なものかどうか確認してみてはいかがでしょうか?
赤ちゃんは花粉症になるの?
赤ちゃんも花粉症になることはあります。ただし生後1年以内の赤ちゃんの場合は、花粉症にかかることはないと言われています。
これは、ご存じの方も多いかも知れませんが、花粉症はヒスタミンというアレルギー反応物質を一定レベルまで身体の中で作られてしまうまでは発症しないと言われています。
これは、最初の1年目の1回だけの花粉シーズンでは、そこまで抗体が作られて溜まってしまうことはないと言われているからです。
ですが、1年目からでもヒスタミンの生成につながる抗体はアレルゲンに触れることで作られて行きますから、できるだけアレルゲンに触れないことが大切なんですね。
また、花粉症だけではなく、ハウスダストやペットアレルギー、ダニ、ホルムアルデヒドなどの影響で起こる通年性のアレルギー性鼻炎なども注意する必要があるので、できる限り清潔な環境を作ってアレルゲンの触れないようにしてあげたいものです。
赤ちゃんが花粉症になると影響は?
赤ちゃんが花粉症になってしまうとどのような影響が出てしまうのでしょうか。
大人のわたし達でさえ、花粉症はつらいものです。
- 鼻水やくしゃみが止まらず眠れなくなる
- 夜泣きや黄昏(たそがれ=夕方)泣きなどが増える
- 離乳食を食べ始める頃の赤ちゃんでは鼻水で喉を詰まらせて吐き出す
- 母乳もミルクも充分に飲めなくなる
このような影響が考えられます。
わたし達大人でも、花粉症にかかってしまうとつらいものです。
でも赤ちゃんの場合は、大人のわたし達のように内臓ができあがっていないのでお薬を飲めません。
そんな状況の赤ちゃんが花粉症になると、眠れなくなると同時に発育にも影響が出ます。
大人のわたし達でも、仕事に行く気が起こらなかったり、食欲も落ちてしまったりしますよね。
赤ちゃんの場合は『眠る、泣く、おっぱいを飲むのが仕事』で、成長することがその仕事をする理由ですから、花粉症になってしまうと発育に直接的な影響が出てしまうことが考えられるんですね。
赤ちゃんの花粉症発症のリスクを下げるためには
赤ちゃんに花粉症の辛さを味わわせないためには、できるだけアレルゲンに触れないことが大切ですが、正直言ってそれはなかなか厳しいものがあります。
なので、もう1つの方法である免疫力を高めることがやはり重要になってきます。
すでに他の段落でお伝えしていますが、0歳のときにどれだけ免疫力をサポートするものを口にするか、ここが大切だと考えられます。
花粉症対策のまとめ
花粉は熱っぽくもなったり、だるくなったり、何かと集中力や体力を奪っていきますよね。
マスクはもちろんですが、アレルギーの薬も今はドラッグストアで求めやすくなりました。
自分に合った薬を見つたり、自分はどの植物の花粉症なのかを知り、対策していきましょう。
また、産後のママさんは赤ちゃんのために母乳で栄養を上げているため免疫力が低下しやすい時期にあります。
特に、お産で体力を使い果たしている産後半年以内は、自分が住んでいる地域の花粉が飛散する
時期や特徴も加味してアレルゲンにはできるだけ近づかないこと。
また、自宅に持ち込まないことも有効な花粉症対策になります。
風邪と花粉症の見分け方
なんだかくしゃみが出るな、風邪かな?でもなかなか治らない・・・なんて思っていたら
実は花粉症?なんてこともあると思います。
くしゃみ鼻水なんて、日常的に良くあることです。
では実際どうやって区別したらいいの?なんて思うと思います。
風邪と花粉症で一番わかりやすい違いは、目のかゆみ。
風邪ひいちゃったから目がかゆいの・・・なんてことはほとんどありませんよね?
また、くしゃみが何回も連続してでたり、鼻水が水っぽく透明な感じなら花粉症を疑いましょう。
風邪なら、鼻水が黄色っぽくなったり、熱が出たり、のどの痛みや咳などの症状も出ます。
これは風邪のウィルス(マイコプラズマなど)を身体の外に追い出そう、退治しようとする免疫反応なんです。
花粉症は春だけじゃない?
花粉症といわれると、スギやヒノキの春だけ、と思っている方も少なくないでしょう。
でも実際は、夏や秋にかけても花粉症に悩まされている人は多いんです!
日本だけでも花粉症を引き起こすといわれる植物は50~60種類以上あるといわれています。
スギやヒノキのほかにマツ、イネ、シラカンバ、ブタクサ、ヨモギ、カナムグラなどなど・・・
そんな種類言われても、たくさんあってよくわからない、というのが正直な意見ですよね。
でも、実際に日本でこれらの花粉は季節によって様々な種類が飛んでいます。
春だけではなく、なんかいつもと違う、鼻がおかしいな…なんて思ったら、花粉に注意が必要ですね。
花粉症の原因になる植物|木本植物と草本植物
先ほど花粉症の原因になる植物をいくつかあげてきました。
この植物は、木本植物と草本植物という二つの部類に分けられます。
木本植物とは、スギやヒノキ、マツやシラカンバなど、大きく育つ樹木のものです。
これらの花粉は、背の高いところから風に乗り広く飛んでいきます。
つぎに草本植物はイネ、ブタクサ、ヨモギなど、どこにでもあるような草として生えています。
草なので枯れやすく、大きくは育ちませんが、樹木と違って集まって一気に生えるので、
単純に花粉量が多くなってしまうのが特徴です。
植物、地域で変わる対策
花粉症の原因となる植物は年々増えていると言われています。
また、2017年の花粉は前年よりも多く、時期的に少し早く飛び始める傾向になるそうです。
花粉シーズンがやってくるとつらい毎日ですが、あらかじめ花粉対策を行って、
少しでも花粉に打ち勝つ日々を過ごしましょう。
木本植物の花粉対策
木本植物→春頃の花粉はスギにつづいてヒノキ、またシラカンバなどが飛散します。
これらは風を利用して広く花粉をとばしていきます。
また、虫さんたちも活動を始める季節ですので、虫さんの体に花粉が付いてくることもあります。
マスクやゴーグル(メガネ)などはもちろん必須になりますが、身につけている服に予防させることはできません。
家の中に持ち込まれる花粉のほとんどが服によるものなので、服を軽く叩いて払ったり、
ブラシやコロコロ(洋服クリーナー)を使って花粉をとり除いてから家の中に入ることが大切です。
草本植物の花粉対策
イネやブタクサなどは、生えている場所や量によって花粉の量が変わります。
ブタクサなどの雑草は生えてから枯れるまでしばらくの間花粉が継続的に飛散するため注意が必要です。
これらは木本植物と違って生活の近くに存在していますが、広い地域に花粉を飛ばすわけではありません。
イネならば田んぼの近く、またブタクサなどは雑草と一緒に生い茂っています。
田んぼの近くや雑草が生い茂っている公園の草むらなどにできるだけ近寄らないというのも花粉症対策になります。
特に、赤ちゃんは生後1年も経てば、いろいろなものに興味を持って遊びたがります。
広い場所で遊ばせたいと思うとなかなか大変ですが、人工芝の上なら花粉などもないので、
そういったところを選んで遊ばせてあげると安心ですね♪
地域別の対策
住んでる地域によって、そこにある植物も違ってきます。
関東ではスギが一番多く、長い期間飛散しているので注目されていますが、
北海道はスギ花粉はあまり多く飛びません。
北海道はシラカンバが多く飛散し、時期も4月頃から6月頃までと短めなのが特徴です。
東北地方はスギの次にイネ。その中でもカモガヤという種類の花粉が多く飛散します。
こちらは河川敷などに生えることが多く、生活の近くにあるので注意しましょう。
ちなみに関西地方もイネによる花粉が多いそうです。
また、東海や北陸地方の花粉症の人のほとんどはスギ花粉が多いとされています。
こちらの地方は4月頃から5月頃の短い期間ですが、コナラというドングリの木の花粉が一時的
に多く飛散しますので注意しましょう。