母乳は保存して使える!保存方法、期間、使い方、メリットを大公開
母乳は、直接与えるだけでなく保存してそれを後々赤ちゃんに与えることができます。
そこで気になるのが必要なアイテムや、保存方法、保存期間、保存してから赤ちゃんに与える時のやり方などではないでしょうか?
ここでは、母乳を保存して使うための基本的な情報を特集するほか、そのようにすることのメリットやデメリット等についても見ていきたいと思います。
この知識を身に付けることで、今後の育児生活がちょっと楽になるかもしれません♪
母乳の保存方法は全部で4つ
それでは早速、母乳を保存する方法お話をしたいと思います。
冷蔵保存
冷蔵保存する場合は、冷蔵庫の温度が4度位に保たれている事を確認します。
また、こうした場合の保存期間ですが、搾乳したばかりの朝新鮮なものであることが条件ですが、48時間から72時間冷蔵庫の中で保存することができます。
冷凍保存
母乳は冷凍保存することもできます。
冷凍保存の場合は、冷凍庫の中がマイナス20度に保たれていることが条件で、こちらも冷蔵保存の時と同じく、搾乳したばかりの新鮮な母乳であることが大前提で、3ヶ月から6ヶ月程度保存することができます。
この保存期間の長さはかなり有効活用できそうです。
温室保存
ときには、冷蔵庫がない外出先での保存をすることもあると思いますが、その時は外出先の部屋の温度が25度以下である場合、4時間位は大丈夫だと言われています。
ですが、衛生的に見るとあまりよろしくないので、この方法はあまり頻繁に使わないことをお勧めします。
クーラーボックス保存
外出先にクーラーボックスを持っていける場合、それを活用してクーラーボックス保存することもできちゃいます。
光も、搾乳したばかりの新鮮な母乳であることが条件で、クーラーボックスの中が15度程度で保たれている場合、24時間保存が可能です。
冷凍保存した後はどのようにして活用するの?
冷凍保存してからその母乳を実際に活用する際の使用方法としては、まずは解凍する必要があります。
流水か生ぬるいお湯を活用して、凍った母乳を解凍します。
やり方として、熱いお湯を使ったり電子レンジを使って一気に解凍することもできますが、そうしてしまうと熱によってお肉に含まれる酵素とか免疫物質とかも破壊されちゃいます。
わざわざ母乳を保存して与えるメリットが大きく損なわれてしまうので、一気に解凍する方法はあまりオススメできません。
また、赤ちゃんに飲ませる時は、人肌程度に温まっていることが確認できてから飲ませます。
冷たい状態で飲ませてしまうと、お腹を壊してしまったりする原因になります。
母乳を保存することのデメリット
いろんな方の声を聞いてきましたが、搾乳して母乳を保存することのデメリットはあまり無いように感じます。
強いて言うならば、状況によっては衛生面で心配になることがあると言うところです。
ですが、これについてもクーラーボックスを活用したりすれば問題は解決です。
なので、デメリットを気にしてこの手段をあきらめる必要はないでしょう♪
母乳を保存することのメリット
1番のメリットとしては、ママが赤ちゃんと離れていても、自分の母乳を赤ちゃんに与えられると言うところです。
正しく保存して、使い方を家族に頼めば、それを預けて第三者に授乳してもらうことだってできますが、こんな便利な方法は他にはありません。
もちろん、近年は市販で販売されているミルクもかなりのクオリティーになってきています。
とは言え、母乳には母乳にしかないメリットもたくさんありますので、時間がある程度過ぎても、母乳のメリットをそのまま赤ちゃんに届けられると言うのも、大きなメリットかと思います。
母乳を保存して活用された方の体験談
それでは、実際に母乳を保存して活用されていた方の体験談をいくつかご紹介します。
・仕事をしながら母乳育児で息子を育てていましたが、まさにその時にフル活用していたのが母乳保存パックです。
薬局でも売っているし、ベビー用品店に行っても販売されていますよ。
・母乳トラブルになると、母乳が出なくなることがあると聞いていたので、母乳が出るうちに何個か母乳を冷凍保存していました。
頻繁に母乳トラブルで母乳が出る事はなかったのですが、その時が来た時はかなり役に立ちましたし、そうでなくても臨機応変に活用できるので非常に役に立ちました。赤ちゃんの健康には特に問題はなかったですよ!
・私の場合は、仕事をしながら保育園に子供預けていたのですが、職場ではすきま時間を活用してはトイレでこっそり搾乳していました。仕事の時間では、大体3回位は搾乳していた時もありました。それを会社の冷蔵庫の冷凍庫にひっそりと入れて急速冷凍して保育園に届けていました。意外とうまくいきましたよ(笑)
母乳の保存にあると便利なアイテムはこれ
それでは、今現在母乳の保存を検討されている方に、あると便利なおすすめアイテムをご紹介したいと思います。
母乳保存用パック
こちらは、搾乳機と母乳保存容器、乳首キャップの3点セットが入った母乳保存用パックです。
これを購入すれば、搾乳もできるし、乳首キャップを活用すればまるで直接母乳を与えているような感覚で赤ちゃんに母乳を飲ませることができます。
冷蔵保存、冷凍保存することも可能で、衛生的に母乳を保存することができます。
アマゾンや楽天でも取り扱い、約5,500円で購入できます。
母乳保存用哺乳瓶キャップ
これは、とりあえず母乳を保存しておきたい。と言う方にオススメのアイテムで、搾乳した後にそのままキャップをして保存できるので、1つあると便利かと思います。
母乳フリーザーパック
こちらは、母乳を保存するためのフリーザーパックになっています。
とてもスタンダードなものですが、ジッパータイプのものなので、漏れてしまわないか不安だと言う方もいらっしゃいますが、二重のジッパーになっているので漏れる事はほとんどありません。
また、哺乳瓶に移し替える時に入れやすいように注ぎ口もしっかりとついています。
自分の手で母乳を搾乳するやり方
母乳を保存するためには、まずおっぱいから搾乳しなければいけませんよね。
搾乳機があれば正しい使い方に沿ってそのまま使えば良いですが、場合によっては手を使って搾乳することもあります。
その時の正しいやり方をご紹介していきます。
- まずご自身の手を石鹸できちんと洗います。
- そして、おっぱいは、清潔な蒸しタオルによって拭いて雑菌が入ってしまわないように乳輪や乳首の部分も丁寧に拭きます。
- 準備ができたら、片方の手で母乳を入れる容器を持って準備しておきます。
- そして、もう一つの手で乳輪の上側から乳首に向かってゆっくりと優しくをしていきます。
なお、同じ部分ばかりこの動作を繰り返すと、しこりの原因となるため、いろんな方向から搾り取るように優しくをしていきます。
あと、長時間やりすぎるとおっぱいを痛めてしまう原因になります。
搾乳時間は15分前後が好ましいです。
また、片方のおっぱいで粘るよりは、両方のおっぱいからバランスよく搾乳していく方が安全になおかつ効率よく搾乳することができます。