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赤ちゃんの花粉症対策

花粉症と言えば本当に辛いアレルギー症状のうちの1つで現代病とも言われていますよね。
そんな花粉症に赤ちゃんもなってしまう可能性があるのでしょうか。
このページでは赤ちゃんの花粉症をどこよりも詳しくご説明して行きます。

花粉症

  • 赤ちゃんも花粉症になる?
  • 花粉症を予防するにはどうすればいい?
  • 赤ちゃんが花粉症になったら薬が使える?
  • 赤ちゃんの花粉症は遺伝?
  • ちょっと待って!そのくしゃみ本当に花粉症?
  • 赤ちゃんのアレルギーとその対策

このような項目で赤ちゃんの花粉症やアレルギーについて詳しく見ていきたいと思います。
赤ちゃんも花粉症になるの?

 

基本的に花粉症というアレルギーは、花粉に長く接し続けて体内で免疫によって抗体が作られ続けてゆき、
アレルギー反応に至ってしまうヒスタミンの生成のところまで行ってしまうと花粉症が発生します。

 

ですので、生後1年以内の赤ちゃんが花粉症を発症するケースというのは非常にまれなケースと言って良いでしょう。
ほぼ考えられないという位の確率と言っても過言ではありません。

 

その理由は、生後1年以内の赤ちゃんは花粉の季節を過ごす事も初めてなので、
そこまで長く花粉に接し続ける環境にいるということ自体がないからです。

 

ですが、ごく稀なケースとして花粉症になってしまうこともあり得なくは無いとのこと。
では具体的にどのような花粉症対策があるのかを見てみましょう。

赤ちゃんの花粉症の予防法は?

先ほども軽く触れましたが、赤ちゃんが花粉症にならないための予防法としては、アレルゲンになる花粉にできるだけ触れない事です。
生後4ヶ月から半年位で首が座ってくると外遊びをさせることも増えてくるかと思います。

 

その季節にちょうど花粉やPM2.5、黄砂などの心配がある状態の外遊びはできるだけ避けるか、もしくはマスクをさせたほうが良いといえますね。
ですが、赤ちゃん自身の免疫力を育てるためには、ママの母乳からもらう栄養素としての免疫力と
外で実際に外気に触れる事によって養われる獲得免疫というものがありますので、完全に外遊びをしないというのもちょっと問題があります。

 

赤ちゃんが花粉症になった場合は、

  • くしゃみ
  • ぐずり
  • 微熱が続く
  • 黄昏泣き
  • 夜泣き
  • 鼻水が喉や鼻に詰まって離乳食を吐き戻す

といった症状がありますが、そうならないためには花粉ができるだけ体内に入らないようにするというのが最善の予防法です。

 

赤ちゃんの花粉症は薬で治せる?

出来る限り花粉に触れないようにしていたとしても、赤ちゃんが花粉症になってしまう場合もあるかもしれません。
もし万が一そうなってしまった場合にお薬で対処することができるのでしょうか。

 

大人の私たちならば、ドラッグストアや薬局でも市販されているアレグラなどの花粉症対策の薬を飲むこともできますが、
赤ちゃんの場合そういった薬を飲むことができるのかどうか気になりますよね。
また、市販薬が飲めない場合は病院に行って対処するお薬を注射してもらったりすることができるのでしょうか。

 

病院に連れて行って花粉症対策をお願いするときは、まずは検査をすることから始めることになります。

 

その場合は血液検査ということになるのですが、赤ちゃんの血液を採取して、それぞれの花粉に対してどのくらいのIgE抗体が血液中にあるのかを調べることで花粉症の診断を行います。
その時に調べる主な花粉の種類としては・・・

  • スギ花粉
  • イネ花粉
  • ブタクサ花粉
  • ヒノキ花粉

これらの花粉です。それぞれの花粉症の疑いがあると診断された場合は赤ちゃんでも使うことができる点眼薬や点鼻薬などが処方されることになります。
基本的に赤ちゃんに「大人が使う花粉症の市販薬」は使わない方が良いでしょう。

 

それらの花粉症対策市販薬には、ヒスタミンの生成をブロックする代わりに赤ちゃん自身の免疫の働きを成長させる副腎皮質ホルモンの働きを抑えてしまう成分が含まれている可能性もあるからです。

 

また、万が一赤ちゃんが花粉症になっていた場合、完全に完治するための方法としては、アレルゲンをあえて与え続けて免疫システムの過剰反応を「体に慣れさせることで発生を抑制する減感作療法」を行うことになります。この減感作療法はアレルゲン免疫療法という別名があるのですが、通院する期間が2年以上かかってしまったり、定期的にアレルゲンを含んだパン屋うどんの麺などを食べさせるといったことを行うため、親心としてはできるだけ受けさせたくないものです。

 

ちょっと待って!そのくしゃみ本当に花粉症?

赤ちゃんのくしゃみが止まらなくなると、季節によっては花粉症を疑ってしまうと思います。
ましてお母さんが花粉症を持っている方の場合は、この子にも花粉症がうつってしまったのかと心配になりますよね。

 

ただしその場合でも、花粉症自体が遺伝する事はありませんので、間違ってもママが自分自身を責めるといったことはなさらないでください。
赤ちゃんがくしゃみが止まらなくなって、ミルクを飲めなくなったり、離乳食を吐き戻したり、ぐずったり、難かったりするようになった場合は、まずは病院で検査を受けましょう。先ほども触れたように簡単な血液検査で花粉に対してのIgE抗体が作られているかどうかを調べることができます。

 

また、その時にIgE抗体が花粉に対して作られていなければ花粉症ではありません。
でも実際には赤ちゃんのくしゃみが止まらず、ミルクを飲んでくれなかったり、離乳食を受け付けなくなったりしている場合は、
ハウスダストやダニ、ホコリ、家の中の壁紙などに使われる接着剤に含まれるホルムアルデヒドなどに対してのアレルギーを疑う必要があります。

 

最近では住宅の壁紙を張るときに使われる接着剤にホルムアルデヒドが使われるケースは滅多にないようですが、
建物の築年数によってはまだそれが使われていた時期に建てられた建物である場合もあり得る話ですので可能性の話として疑う必要があります。

 

もしこれらのアレルギーによって赤ちゃんのくしゃみが止まらなくなっている場合は、それぞれのアレルギーに対しての対策が必要になります・。
ハウスダストやダニの場合は、一度徹底的なハウスクリーニングサービスで家の中をきれいにするという方法もあります。

 

その後の生活の中でのハウスダストやダニに対しての対策ですが、お布団や枕、赤ちゃんが来ている肌着など、いろいろなものをこまめに洗濯をしたり、窓辺で干したり、といった工夫が必要になるのですが、空気清浄機を使ったり、廃棄がほとんど出ないサイクロン型の掃除機(ダイソン等の掃除機は人気ですよね。)といった日々の生活の中で使うことでハウスダストやダニ駆除する対策を行うと良いでしょう。
効果は即日に現れるものではないかもしれませんが間違いなく効果が期待できるという意味では有効な方法です。

 

赤ちゃんの免疫力を鍛えてアレルギー対策

また、赤ちゃん自身の免疫力を鍛えてあげる必要もあるでしょう。
離乳食で免疫力を鍛えられるような乳酸菌入りのものやオリゴ糖入りのもの。
また副腎皮質ホルモンの働きを活性化させる、タンパク質としての栄養源になる
お野菜をすりつぶしたものやレバーペーストなどの離乳食で与えるようにすると赤ちゃんの免疫力を鍛えることができますよ。

 

赤ちゃんの花粉症・アレルギー対策のまとめ

赤ちゃんの花粉症やアレルギー対策をまとめると・・・
予防法としては、できるだけアレルゲンに触れさせないこと、外遊びで花粉が舞っている野原で1人遊びをさせたりと行った場合は
マスクをさせる

 

また外遊びから帰ってきたら、服に花粉が付いていることも考えられるので、そういった花粉も自宅に持ち込まないようにすることが大切です。
叩いて『ほろってしまう』と余計に花粉を舞わせてしまうので、カーペット用のコロコロ粘着テープで取り除いてあげるのがベストです。
掃除機よりも良いですよ♪

 

そしてハウスダストやダニ、ホルムアルデヒドなどのアレルゲンになる可能性がある部室からできるだけ遠ざける事が大切なのですが、なかなかそれが完璧に行うことが難しいといえますが、少なくとも掃除機が空気の入れ替え、空気清浄機を活用したいという工夫でアレルゲンとの接触機会を減らすようにしましょう。

 

また、花粉症などのアレルギーにつながるヒスタミンの生成を無理矢理抑えるような市販薬は危険ですので、使わないようにしましょう。
大切なポイントは予防や発作を抑えるためにアレルゲンからできる限り遠ざけること。
そして、免疫力を鍛えることの2つのポイントになりますよ。

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