除菌アイテムが産後の子供に有効
産後に子どものことを大事にしようとこまめに掃除をするようになると思います。
しかし、除菌までは気にしていないって方、意外に多いのでは?
この先の本文で詳しくご紹介しますが、新生児の間は免疫力は不充分です。
しかしながら、ある程度のタイミングからは、逆に免疫力を育てるために、
敢えて免疫力が活躍してバイキンを除去する訓練も大切になってきます。
そこでこのページでは、子どもの免疫力と除菌の関係、いつから子どもの免疫力訓練を始めるのがベストなのか・・・
このような、かわいい我が子を守るために気になるポイントを特集して行きます。
まずは、除菌アイテムをいつ頃まで米に使ったら良いのかというタイミングから見ていきたいと思います。
赤ちゃんのためのこまめな除菌はいつまで?
赤ちゃんのためのこまめな除菌は、離乳食を食べ始める頃までと言われています。
その理由は、少しずつ離乳食を食べ始めるようになってくると「赤ちゃんの体内の免疫システムの稼働が行われ始める」というのが理由です。
生まれてすぐの新生児のうちは、ママのおっぱいから免疫力のもとになるラウリン酸等の有効成分をもらうことによって免疫力が少しずつ育っていく段階です。
この期間は、まだ赤ちゃんの免疫力は10分ではなく、その時点で外界の雑菌や病原菌、ウィルス等と接してしまうのは、あまり良くありません。
しかしながら、離乳食を自分で食べ始めるころになると、自分自身の咀嚼する力や胃腸の働きも活発になり始めるため、
免疫力をつかさどっている腸内細菌の働きも活発化し始めます。
そうなると、少しずつですが「赤ちゃん自身の免疫力を訓練させてあげる」ことが必要になってくるんですね。
このタイミングの免疫力の訓練についてはもう少し詳しく見て行く必要がありますので、
具体的にどのようにするのかを見て行きましょう。
免疫力の訓練は具体的にどうすれば良い?
『免疫力の訓練』を具体的にどのようにすれば良いのかというと・・・
- できるだけお外で遊ばせる
- 泥んこになって遊んでも叱らない
- 本当の細菌や病原菌が潜む環境には連れて行かない
特に3つ目の『危険な病原菌や細菌が潜んでいる環境』というのがポイントになります。
少しずつ免疫力が稼働を始めているとはいえ、まだまだ大人のわたし達に比べれば脆弱(ぜいじゃく)だからです。
具体的には、公園の砂場を避けると良いでしょう。
その理由は・・・野良犬のフンがあるかも知れないからです。
狂犬病は言うに及びませんが、
何を食べているか分からないような野良犬のフンには危険な大腸菌などが媒介している可能性も。
比較的きれいに整備された公園の草木があるような場所で、ママが目を離さないように虫や葉っぱ、草木の中で遊ばせてあげて下さい。
また、お外遊びが終わって自宅に帰ってきたら、お手てを洗ってうがいをブクブクさせるか、ママが一緒に歯磨きをさせてあげるなどしましょう。
本当の危険からは守りながら、それでも少しずつ外界と触れさせて行くのは、免疫力の訓練にはとても良い方法なんですよ。
免疫力を鍛えることが大切な理由は、外界のバイキンと少しずつ触れさせることで『病気になりにくい身体』を作る目的もあります。
もう一つ大切な目的があります。
それは、免疫力を鍛えることで、『小児アレルギーを予防するため』なんです。
幼稚園や保育所に通ったり、小学校に上がったりしてからの食物アレルギーについては、
食べ物の好みの問題も関わってくるため、ママの注意やお叱りをちゃんと聞ける年齢になってからでないといけない部分もありますが
自宅の中で、カーペットでゴロゴロしながら遊んだだけでも、肌が荒れてしまったり、タタミの上でママと一緒にお昼寝している時に
イグサでアレルギーを起こしてしまったりと言った『過敏な反応』を起こさせないためにも、ある程度外界のバイキンに触れておいて
免疫力が本当に大活躍して退治しなければならない『危険な病原菌や細菌』と
『どこにでもある普通の雑菌』との区別ができる成熟した体内免疫システムが大切なんですね。
また、命の危険にさらされるほどではない病気については一度なっておくことで『二度と発症しない強い身体』を作ることも出来ます。
例えば、
- 水ぼうそう
- はしか
この2つがそうなのですが、最近では『百日ぜき』も免疫が気管支で悪さをすることが原因であることがわかってきています。
このような、一度なっておくことや触れておくことで二度と掛からないように防げる病気に対する免疫を『獲得免疫』と言います。
では、そこまで気を遣って育てて行かなければならない免疫力について少しご説明したいと思います。
免疫力とは
免疫力とは、私達の生活している当たり前の世界の中でも目に見えないような『いろいろな敵』が潜んでいます。
- 雑菌
- ウイルス
- 細菌
- 病原菌
免疫力は、これらの『目に見えない敵』から体を守ってくれます。
特に赤ちゃんや子供は大人に比べるとこの免疫力は低いので、
病気にもなりやすかったりもします。
生まれたての赤ちゃんは産後のママの母乳から免疫力をもらっているんですよ。
なので、生後約6カ月くらいまではあまり病気をしにくいと言われています。
しかし、生後6カ月を超えると赤ちゃんは自分で免疫力を高めないといけません。
大人に比べて病気になりやすいのはこういった免疫力がまだまだ発展途上だったというわけなんですね。
なので子供は、病気になったり風邪をひいたりしながら、子供は細菌やウィルスをしっかり身体で受け止めて、免疫力を高めていくことになります。
こうして自ら免疫力を高め、体内に侵入しようとする外敵や、2度目の病気からの発症を抑えるようになっていきます。
免疫力の役割
- 体内に侵入したウイルスなどの異物に抵抗して排除する
- 異物に打ち勝つ抗体を体の中で作って次の攻撃に備える
- 大きく分けて、この2つが免疫力の効果と言えるでしょう。
- 免疫力の低い子供に除菌が効果的?
これについては意見が分かれるところです。
たしかに子供は大人に比べると免疫力は低く、多くのウイルスや細菌に抵抗する抗体もまだまだ持っていない状態です。
なのでよく病気にもなったりもします。お熱を出したり、吐き戻したりもしますよね。
そういった意味で、身の回りの除菌をするということは子供の体内にウイルスなどの外敵を寄せないという意味でとても有効。
しかし、ウイルスや細菌などに触れなすぎても免疫力は高まらず、大人になってから些細な病気などで長引いたりもすることが考えられます。
なので、このあたりはバランスが大事と言えるでしょう。
ここで、先ほどの『免疫力の訓練』が大切になってくるんですね。
しかしながら、ノロウイルスやウイルス性胃腸炎、インフルエンザなどは避けるためには除菌という考えは大事になります。
うまく除菌が必要な場面と、免疫力を高める訓練を切り替えて行きましょう。
母乳が赤ちゃんの免疫力アップの鍵
母乳は生まれたての赤ちゃんの栄養源になるとても大事なものというのは誰もがわかっています。
しかし、生まれたての赤ちゃんには免疫力が弱く、風邪などをはじめとした病気に対する耐性、ウイルスや細菌などの防御などまだまだ発展途上なんですね。
だからこそ母乳には赤ちゃんの免疫力を上げるための役割もあるんですね。
そして母乳は血液と栄養でできているため、
ママさんの栄養と普段から飲む水をこだわることが
母乳の質を上げることにつながります。
次のページでは母乳の質を上げるための水を特集しています。