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産後になって鼻水やくしゃみが出る場合は点鼻薬が最適な方法なのか?

花粉症やハウスダストなどのアレルギーに悩んでいて
鼻水やくしゃみがつらいけど点鼻薬で我慢しているという育児中のママさんはたくさんおられます。
特に産後の授乳中は妊娠中と同じように飲めないお薬が多く、
もちろんアレルギー症状を抑える『抗ヒスタミン薬』もそんな中のひとつです。
そのため点鼻薬に頼らざるを得ない・・
でもそんな点鼻薬でも効き目が強い薬は怖くて本当に使って良いの?と疑問に感じている方もおられます。

 

そこでこのページでは、産後の授乳中にも安心して使える点鼻薬をご紹介するとともに
毎日の生活の中でできる確実かつ安全なアレルギー対策を一緒に考えて行きたいと思います。

 

花粉症の症状

 

また、産後の授乳中の鼻水やくしゃみ、鼻づまりの息苦しさなどのつらい症状が
本当にアレルギー症状なのかといった根本的なところが
もしかしたら勘違いかもしれないということもご紹介しながら見て行きたいと思います。

 

花粉症・ハウスダストなどアレルギー性鼻炎の原因

花粉症やアレルギー性鼻炎の原因は、免疫システムの誤作動によるものです。
本来なら身体に無害な花粉や毎日の生活の中で発生するホコリなどの
アレルゲンとなる物質に触れることで『Ige抗体』が作られてしまい、
その結果『次にその物質(花粉やホコリなどのアレルゲン)に接触した時に『まるでスイッチが入ったように』
アレルギー症状がでてしまうという仕組みです。

 

こういった免疫システムの誤作動が起こってしまう理由は、
免疫力自体が現代人のわたし達で低下する傾向にあるということと
免疫力が効力を発揮する『闘う相手が少ない除菌生活の一般化』も関係していると言われています。

 

アレルギー症状が本来身体にとって無害なものと接触した時に起こる理由は、
完全に免疫力が低下してしまうと身体を守るバリアがなくなってしまうため、
そうならないように『身体にとって無害な花粉やハウスダストという
比較的安全な練習試合の相手を仮想敵として働き始める』という仕組みなのではないかという意見もあります。

 

このような無害な相手にした『免疫システムの練習試合のような暴走』を
起こさないようにするためには腸内環境を良くして腸内細菌がつくる
リンパ球(免疫細胞)の数を増やすことで対抗するのが一番自然で本来の働きに沿ったアレルギー対策ということが言えるんです。

 

このページでは冒頭でも触れた通り、産後の授乳中でも安心して実践できる
アレルギー対策のところまでお話する予定なので、
後半の方ではここまでお話した免疫システムの誤作動を防ぐためにできることをご紹介したいと思います。

 

では、さっそくですがもうひとつの本題でもある『産後の授乳中にも安心して使える点鼻薬』について一緒に見て行きましょう。

 

産後の授乳中でも安心して使える点鼻薬

産後の授乳中にも安心して使える点鼻薬をご紹介するということなのですが、
実は市販されている多くの点鼻薬は『産後の授乳中で安心して使える』という事実をお話します。

 

これはわたし自身も花粉症に悩んでいたこともあって、以前に子育て中だった頃に
安全な花粉症対策ということで漢方の小青龍湯が良いと聞いたら試してみたり、
産婦人科で授乳中でも比較的安心して使える非ステロイド系内服薬を処方してもらったりしたこともありました。
ですが、結局はなにを使っても『花粉症のつらい症状が改善されることはなく、
どうせつらい症状が改善されないなら安全性に徹底的にこだわってみようと思って
市販の点鼻薬で症状を一時的に和らげるだけにしておくという結論に達した』ことがあったんです。
そのためにいろいろと調べていたのですが、
妊娠中は『日本臓器製薬』というメーカーの『ドライノーズ』という点鼻薬(厳密には薬用成分は含まれていないので薬用ではありません)
という生理食塩水で鼻粘膜を洗うことで花粉で
鼻粘膜が炎症を起こす前に対策することにして、
産後には市販の『AGノーズ』という薬用成分が含まれている点鼻薬を使っていました。

 

なぜそうしたのかというと、鼻粘膜に対して使う点鼻薬は局所作用に限られるので、
母乳に影響を与える心配がほとんどないということを聞いたからです。
とはいえ、妊娠中は『自分のお腹の中に赤ちゃんがいる状況』なので、
点鼻薬と言えども薬用成分が含まれていないものを選んで使っていたというのがその理由です。
ドライノーズもAGノーズもどちらも市販されているので、
簡単に手に入るというのがこの対策を続けることができたという点では良かったと思っています。

 

また、局所作用であるため比較的安全性が高いと言われている点鼻薬にも
『授乳中の使用は控える、もしくは使用した場合は一旦授乳を中止して
搾乳して母乳の中に禁忌成分が入り込まないようにすることが望ましい』とされているものもあります。
ステロイド系の成分を含む抗ヒスタミン作用をうたっている点鼻薬です。

 

もちろん、このような点鼻薬も『危険性の高さが有益性を下回る場合には
医師の判断で処方されるケースもある』ということなのですが、
通常の市販点鼻薬成分には『効き目が強力なステロイド系成分は基本的に含まれていない』ことと、
やはり鼻粘膜に一回に付き1プッシュするだけで鼻粘膜から母乳に禁忌成分が回ることは考えにくい』
というのが基本的な見解ですが、やはり無用なリスクは余程症状がつらくて寝不足どころか
息をするのもつらいほどにならない限りは避ける方が良いと言えるでしょう。

 

薬局やドラッグストアでこういった成分が配合されている効き目が強力な
点鼻薬が手に入る場合でも『薬剤師に相談してから購入するかもしくは購入しても自己判断では使わない』というのが大切です。

 

漢方でアレルギー症状が楽になるの?安全性は?

漢方薬で花粉症やハウスダストなどのアレルギー症状に効果的と言われているのは『小青龍湯(しょうせいりゅうとう)』というお薬です。
ただし、漢方薬は効果の個人差もかなりあるのと、
実は安全性に対して授乳中のママでも大丈夫なのかという検証がなされていないのが気になるところなんです。
良く、漢方薬は安全だから・・・ということを聞く機会もあるかと思いますが、
漢方薬は西洋医学では検証対象外で、アメリカの食品医薬品局(FDA)でも安全性の検証が行われたことはありません。
データがないので、安全性だけではなく効果も厳密には分かっていないのが実情なんですね。

 

もちろん、漢方薬は実際に効果を実感している方も多く、
その方が効果を感じていることにウソはないと思いますが、
必ずしも自分自身に合うかどうかは分からないということもあるので、
本当のところで効果が実感できるかどうかは使ってみないと分からないというものだということを理解しておくことは大切ですね。

 

安全性も検証がなされていないことを知った上で試してみるところから始めましょう。
もし、効果よりも体調がおかしいと感じるような場合はすぐに服用を中断して様子を見るというのも大切です。

 

そして、母乳育児中の方は抗ヒスタミン薬と同じように一度飲んだら
一回分は搾乳をして赤ちゃんに成分の移行がないようにする配慮も大切になるということを覚えておきましょう。

 

点鼻薬やお薬以外でできるアレルギー対策

このページの冒頭でもご紹介した通り、点鼻薬の安全性や本当にアレルギーなのかどうか、
また漢方薬は本当に効果的で安全性が高いのかと言ったところを一緒に見てきました。
ですが、たとえどんなものでも薬である以上は効果の引き換えに
副作用の存在を意識して正しい使い方をしなければならないという点は変わらないと言えるかと思います。

 

そこで、最後のテーマとしてやはり、安全性が1番大切な産後の授乳中だからこそ
大切にしたい『どれだけ安全に自然な形でアレルギーを治すことができるか』という点について一緒に考えてみましょう。

 

アレルギーは『現代病』と言われるくらい免疫力の低下が叫ばれている現代に生きるわたし達の病気と言えます。
その改善のためには『免疫力向上』がカギになると言われています。
普段の生活の中で自然に安全に行うことができる免疫力向上のための方法としては、
腸内細菌の活性化と腸内環境良くしていく事が大切になってくると言うことができるでしょう。

 

乳酸菌を積極的に取ったり、産後の授乳中に起こりやすい水分不足による便秘を
予防するためにしっかりと水分補給を心がけたり、
また自律神経の乱れも便秘の原因となることから出来る限り産後の授乳中は
育児以外の家事等の負担を減らすように旦那さんと協力しながら家事は分担していくようにすることがポイントになるかと思います。

 

そうすることで育児疲れさらに家事疲れが積み重なってしまうということを防いで
自律神経の乱れを抑えていくことが免疫力向上のためには大切になってくるという事なんですね。
このページでは、点鼻薬の安全性や漢方薬の安全性、アレルギーの原因やその対策を中心に
一緒に見てきましたが、毎日の生活の中でできる『些細な生活の工夫』も
免疫力向上による安全なアレルギー対策に大切になってくるんですね。

 

 

産後の授乳中に鼻水が止まらなくなったりくしゃみの連発が止まらないというのはつらいものです。
ただでさえ授乳間隔が短くてなかなかちゃんと眠れなかったり、忙しさで食事もちゃんと出来なかったりするのが産後の育児中なのでストレスも溜まりますよね。

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