赤ちゃんの夏バテSOS!おすすめの回復食と食べさせ方
ポカポカといい天気の春が近づいてくると、ママさんだけではなく赤ちゃんもいい気分にもなっていきます。
これから先はどんどん暑い日が出て来ることになると思いますが、
そのような中夏になると心配になるのが、赤ちゃんの夏バテです。
私の赤ちゃんが急に離乳食を食べてくれなくなった…こんなふうになってしまうと本当に心配になります。
病気になったかも…と心配になりますが、もし赤ちゃんが普通に離乳食を食べさせてあげようとしても
口を背けて食べたくなったとか、嫌がる素振りを見せるようになったと言った場合は夏バテを疑ったほうがいいかもしれません。
というのも、もし本当に赤ちゃんが病気になっている場合、熱も出てくるかもしれませんし、
嘔吐や下痢、発疹発疹が出るなど、いろいろな表面的な症状も出てくると考えられるからです。
そして、もう一つ夏バテと病気との境目としては、おっぱいやミルクを飲みたがるかどうかです。
もしお腹が空いていてだけど、離乳食などの食事は食べられないとなるとお腹が空いている分、
おっぱいやミルクを求めるようになります。
そのような場合はほぼ間違いなく夏バテと考えていいでしょう。
ですが夏バテ自体も生後1年以内の成長曲線の中にある赤ちゃんにとっては決して良いことではありません。
そこでこのページでは、生後1年以内の赤ちゃんの夏バテについて詳しく見ていきたいと思います。
まずは赤ちゃんの夏バテの原因から見ていきましょう。
赤ちゃんの夏バテの原因
赤ちゃんの夏バテの原因は基本的に私たち大人と同じです。
夏バテ自体が、自律神経の乱れによって起こっているものである事は赤ちゃんでも私たち大人でも全く同じだからです。
自律神経と言うのは、体温調節や各臓器の働きをコントロールしているとても大切な神経伝達組織です。
交感神経と副交感神経から成り立っているのはご存知の方も多いと思います。
ですが生後1年以内の赤ちゃんの場合は、大人の夏バテと違って交感神経が優位になることで
夏バテになるという事はあまりないと考えられます。
やはり赤ちゃんにとって1番大切な体温調節の部分がうまくいかなくなったことによる、
自律神経の乱れが夏バテを招いていると考えられます。
ここで、ご紹介した赤ちゃんの体温調節について食事やその食べさせ方までを見ていきましょう。
赤ちゃんの夏バテを解消する食事
赤ちゃんの夏バテを解消する食事としてはお勧めのものがあります。
- すりおろしたりんご
- 冷ました茶碗蒸し
- ジャガイモやニンジンをすりおろして作った冷製スープ
などが良いでしょう。
夏バテで体力を失っているときに熱い食べ物はなかなか体が受け付けないものです。
そこについては私たち大人と同じで夏バテになるとそうめんやひやむぎなど食べたくなったりしますよね。
基本的にはその部分とあまり変わらないと言うふうに考えられます。
ただし、赤ちゃんですからやはり離乳食を食べているので、普通の固形物は食べられません。
そこで先程のような離乳食のメニューがおすすめなんです。
夏バテ解消のための離乳食の食べさせ方
できるだけ早く元気にさせてあげたいと思うのも無理はありません。
夏バテで体力も失っていますから、できるだけ赤ちゃんが自分自身で食べたいと思えるようなタイミングを見計らって、その時にちょっとだけ食べさせてあげる。
そしてまたしばらく待って興味が湧いてきたら、また食べさせるといったような感じで、
とてもゆっくりとしたペースで食べさせてあげると言うのが『夏バテ解消のための離乳食の食べさせ方の基本』になると思います。
この時に心配な気持ちはわかりますが、とにかく食べさせなきゃ!
とばかりに嫌がる赤ちゃんの口に無理やりスプーンで離乳食を運んだとしても、
赤ちゃん時代が食べる気が起こらなくて、口を背けたり、嫌がる素振りを見せたりする場合は、そこでは決して無理をさせるべきではありません。
なぜなら、無理をして食べさせたことによってこれから先の『食事が楽しいこと』と言う気持ちが持てなくなってしまうからです。
あくまでも赤ちゃんのペースに合わせて、興味を持ち始めたら食べるという形で食べさせてあげてください。
そのためには、少し多めに作ってママも一緒に食べながら『うん!おいしい♪』などと言いながら笑顔で一緒に食べてあげましょう。
そうすることによってママがが食べているものと同じものを食べたい!という赤ちゃんの中での意識が芽生え始めてきます。
そうなったら欲しがるはずなのでその時に食べさせてあげるという方法も良いですよ。
夏バテ解消の離乳食のメニューの注意点
夏バテ解消のための離乳食で冷凍食品や市販のベビーフードなどの離乳食はあまりオススメできません。
もちろん絶対にダメと言う事ではありませんが、普通に食欲がわいている時ではないので、
その時に市販のベビーフードのように味付けが濃いめのものを食べさせてしまうと、
唾液が出る耳下腺から一気に唾液が出てきて口の中が痛く感じてしまうかもしれないんです。
私たちもお腹が空いているときに極限まで我慢して急に味付けが濃いものを食べると耳下腺が痛くなることがありますよね。
それと同じ事は赤ちゃんにも起こります。
ですので、赤ちゃんに食べさせる夏バテ解消のための離乳食は、基本的に味付けは薄めを心がけてあげてくださいね。
それと、赤ちゃんのお口に対してもし香辛料がきつくなっているようであれば香辛料も控えめにした方が良いでしょう。
赤ちゃんが夏バテから回復したら…
離乳食を工夫して食べさせることによって赤ちゃんが夏バテから回復したら元気を取り戻します。
ママと遊ぶことやお昼寝をすることも大好きになってくれると思います。
そうなったら、思いっきり赤ちゃんが思うようにさせてあげて下さい。
それと夏ですから、外気温とエアコンをつけたりしている室内の温度差が激しかったりする場合もあります。
できるだけ外気温と室内の温度が5度以上に開かないようにエアコンきつくつけすぎるような状態にはできるだけしないようにしましょう。
赤ちゃんは基本的に汗かきですので、そのような状況で、汗を沢山かくはずですが、
風邪をひかないようにこまめに肌着を変えさせてあげてください。
そして夜寝るときにあまり寝苦しくならないようにホームセンターで売っている冷却マットなどを使ってあげると良いかもしれません。
冷却マットの上に直接塗るともし赤ちゃんが寒がるようでしたら、タオルを1枚かませてあげるとよいでしょう。
赤ちゃんも私たち大人と同じ基本的に後体の構造をしていますので、頭寒足熱が基本です。
頭は少し冷やし気味にしてあげて足元は温めてあげるというのが基本になります。
赤ちゃんの場合はまだ自律神経が完全に大人ほど発達しておらず
体温調節の不備によってこのような夏バテに陥ってしまうことが考えられます。
ですので、赤ちゃんの体温調節がスムーズに行えるような環境をできるだけ作ってあげるようにしましょう。
これで次の夏バテを予防することができるはずですよ。