産後の授乳中の偏頭痛の原因|薬以外の対処法まとめ
産後の偏頭痛に悩まされておられませんか?
赤ちゃんのお世話や家事も重なって、心も体も休まる時間が取れず、悪化してしまう方もたくさんおられます。
このページでは、妊娠中のホルモンバランスの変化が、まだ戻りきっていない中で、偏頭痛が悪化してしまっているママさんに読んで頂きたい情報をまとめました。
一緒に、産後の偏頭痛の原因や対処法を薬に頼らない方法を中心に見て行きたいと思います。
産後の偏頭痛の原因は?病気じゃないの?
産後の偏頭痛の原因は大きく分けて2つとなります。
- 緊張性頭痛
- 偏頭痛
緊張性頭痛と偏頭痛は、対処法が真逆ながら、薬に頼らない対処法もあります。
この2つの頭痛の対処法を薬に頼らない方法を中心にまとめました。
産後の頭痛の種類と症状の見分け方
産後の偏頭痛は緊張性頭痛と偏頭痛(片頭痛)の2つに分けることが出来ます。
この2つの頭痛は
- 緊張性頭痛は血管収縮が原因
- 偏頭痛は血管拡張が原因
となります。
血管収縮による緊張性頭痛は、ギューっと締め付けるような痛みがこめかみから脳天にかけて起こります。
一方の偏頭痛(片頭痛)は血管が拡張する自律神経の乱れが原因で、心臓の鼓動と同じリズムのズキンズキンという痛みが頭の左右どちらかに偏って起こります。
この2つの頭痛は、対処法が真逆になりますので、自分の頭痛がどちら側の頭痛なのかを観察する必要があります。
対処を間違えると症状緩和どころか却って悪化してしまうんですよ。
産後の緊張性頭痛の対処法
産後の緊張性頭痛の対処法は血管収縮を和らげてあげる事がポイントになります。
具体的には、首筋や背中、腰痛などの原因となっている骨盤のゆがみを修正してあげる事を中心に、血管収縮の原因であるストレスを緩和させる事です。
また、休む時に首筋を温めたり、後頭部を温めるなど、血管の収縮を緩和させる事も忘れないようにしましょう。
旦那さんや実家のお母さんや義実家のお義母さんなど、相談できる人にお願いして、
赤ちゃんのお世話の負担を軽減してもらって、ゆっくりリラックスできる時間を少しでも良いので作るようにしましょう。
骨盤矯正ベルトや整骨院に行くというのもひとつの方法ですよ。
産後の偏頭痛の対処法
産後の偏頭痛の原因は、鉄欠乏性貧血に由来している事が多いようです。
そのため、脳のエネルギー源である糖を運ぶ量が少なく、脳が『もっと糖分を寄こせ!』と血管を拡張させてしまうんですね。
先ほどの痛みの種類のところでも、左右どちらか片方に痛みが偏っているため片頭痛とも呼ばれるとご紹介しましたが、血管拡張を鎮めてあげる事が対処法になります。
具体的には、痛みが出ている方の頭やこめかみを冷やしてあげると良いですよ。
また、再発予防としては、出産で出血量が多かった方は、授乳でさらに血液が必要になるため、葉酸やビタミンB12などの栄養素を積極的に摂れるような食生活を意識しましょう。
また、産後の授乳期は水分不足になりやすいため、水分摂取を意識する事も産後の偏頭痛予防にもなります。
ただし、産後に起こる可能性がある頭痛で、すぐに病院に行って診断を受ける方が良いものがあります。
こんな頭痛は危険!すぐに病院へ
しかしながら、注意が必要な病気由来の頭痛もあります。
脳腫瘍やクモ膜下出血など、本当に恐ろしい病気による頭痛も考えられます。
ただし、こういった頭痛は、手足のけいれんが伴ったり、目が真っ赤に充血したり出血する事もあります。
また、強い吐き気が起こるのが、脳腫瘍やクモ膜下出血などの頭痛の特徴なので、こういった症状がなければ安心出来ると言えます。
産後の偏頭痛の対処法のまとめ
産後の偏頭痛は、寝る間も完全に作る事が難しいほどの授乳期の忙しさや出産での身体のダメージが回復し切れていない事、またホルモンバランスが妊娠前の状態に戻る最中にエストロゲン量の低下と共にセロトニンの生成量も少なくなることなど、様々な理由が直接的な引き金になります。
しかしながら、授乳期であるため、薬を飲む事も出来ず、ひたすら我慢をして、それが余計にストレスになり、症状を悪化させてしまう方も。
また、骨盤矯正が充分に行えず、骨盤にゆがみがある方は腰痛や肩コリ、首筋のコリなどが頭痛につながっているケースもあります。
根本原因を取り除かなければ、再び痛みがブリ返してしまいます。
可能な限り、根本原因を見極めて、そちらを改善するようにしたいですね。
そして、どうしても痛みがつらい場合は、まずは痛みを和らげなければなりませんので、市販薬ならば『タイレノールA』という薬はアセトアミノフェンが主成分であり、授乳中でも安心出来る頭痛薬です。
しかしながら、鉄分やビタミンB12摂取や骨盤矯正、ストレス軽減など根本を改善して笑顔で赤ちゃんのお世話ができるようにしていきたいですね。