記事内に広告を含む場合があります

産後のだるさや立ちくらみは低血圧?正しい対策特集

産後の体というのは、自分の目に見えない部分にいろいろな異常が起こりやすいですよね。

 

その中でも、よくある症状の1つに低血圧があります。
ご存じの通り、血液を身体のいろいろな部分に送るための心臓のポンプとしての圧力が低い状態を低血圧と言います。
低血圧の様々な症状

 

産後の体の状態では低血圧の状態になりやすいんです。そこで低血圧の症状というものは
どういったものなのかといった初心者的な質問からどういった対処方法がいいのかという具体的なものまで
産後のママさんのために解説していきます。

 

 

このように低血圧になってしまうことにより

  • 動悸
  • めまい
  • 疲労感

などのだるい症状を感じてしまいます。

 

このような症状は、放置しておくと『産後うつや育児ノイローゼ』につながる可能性もあります。
また、そこまで悪化しなくても、先ほどの低血圧の症状はつらいものですよね。
そこでこのページでは、産後の低血圧の原因と、低血圧をどのように対処したらよいのかについて紹介していきたいと思います。

目次

  • 産後の低血圧の原因は?
  • 産後の低血圧を改善するには?
  • それでもだめなときは病院に相談しましょう
  • 産後の低血圧まとめ

産後の低血圧の定義

産後の低血圧の定義は、出産後に血圧が通常よりも低下する状態を指します。
産後の低血圧は、多くの女性が経験する一時的な症状であり、通常は数週間から数か月で自然に改善されます。産後の低血圧の症状には、めまい、立ちくらみ、倦怠感、意識の混濁などがあります。
産後の低血圧が起こる主な原因は、出産によるホルモンの変化や体力の低下、出血や脱水症状などが挙げられます。産後の低血圧には、立ち上がる際にゆっくりと起き上がる、十分な休息をとる、塩分や水分の摂取を増やすなどの対策があります。産後の低血圧は一時的な症状であり、適切な対処法や予防法を実施することで乗り切ることができます。

 

産後の低血圧の原因は?

産後の低血圧には、産後ならではの独特な原因から、それ以外にもいくつかの原因があります。
それではこれから、いくつかの低血圧の原因について挙げていきたいと思いますので、
ご自身の低血圧の原因がどれに当てはまるかを見ていきましょう。

 

出産時に出血が多かった

これは、出産のときに通常よりも出血の量が多かった場合のことを指しています。
出産のときに出血の量が多ければ、
それだけ体内の血液が減ってしまうため、血液が流れる勢いもその分低下してしまいます。

 

自律神経が乱れている

自律神経の乱れが低血圧の原因である方に多いのが、寝ている状態や座っている状態などから立ち上がったときに発生する立ちくらみやめまいです。

 

なお、自律神経が大きく乱れてしまう最大の原因はストレスだと言われています。

 

毎日の目まぐるしい日常生活にストレスを感じていませんか?
楽しいはずの産後の育児生活に、家事や育児に追われ自分のことがままならずにストレスを感じている方がとても多いんです。
また、慢性的な睡眠不足も、大きなストレスにつながってしまっています。

 

このような状態が続いてしまうと、自律神経が大きく乱れてしまい、低血圧の原因となるんです。

 

下半身の筋力不足

先程の2つに加えて最近新しい説が浮上しています。
それが、下半身の筋力不足です。

 

そもそも低血圧は、男性よりも女性の方が多いといわれています。
その理由としては、女性の方が男性に比べて太ももやふくらはぎなど下半身の筋力が弱く、
静脈を流れる心臓に戻る血液の流れが弱くなりやすいことが原因と言われています。

 

特に産後の1年以内の身体の回復が充分に進んでいない女性の場合は、
妊娠中の運動量の低下(これは普通のことです)によって筋力が低下していることも多く
それが、低血圧の原因になると言われています。

 

産後の低血圧を改善するには?

産後の低血圧の症状と原因、対策方法まとめ

先程の原因を見てもわかるように、ストレスや筋力不足などが産後の低血圧に大きく関係していることがわかりました。

 

これらの原因は日常生活にある工夫をしていくことで改善したり予防することが可能になってきます。
そのために必要なポイントは以下の3つです↓

  • 自律神経のバランスを整える
  • 下半身の筋力を増加する
  • 血液量を増加する

この3つのポイントをクリアしていくために、以下の習慣を取り入れていきましょう!
低血圧をいい状態へ

 

自律神経のバランスを整えるために行いたいこと

自律神経のバランスを整えるためには、

  • チラミンを積極的に摂取する
  • 早寝早起きの規則正しい生活を身に付ける
  • ストレスを上手にコントロールする

これらが必要になってきます。

 

チラミンを積極的に摂取する

チラミンという成分は、アドレナリンやドーパミン、幸せホルモンとも呼ばれるセロトニンなどの神経伝達物質の仲間のひとつです。
身近なものではオレンジやグレープフルーツなどの柑橘系の果物やヨーグルトやチーズなどの乳製品にたくさん含まれています。

 

チラミンの働きとして交感神経を活発化させて血圧を上げる働きがあるため、
あまり摂りすぎると高血圧の原因になりやすく、注意が必要なのですが
グレープフルーツやオレンジなら1日1個程度なら問題はなく、低血圧の改善に効果的と言われています。

 

早寝早起きの生活を身に付ける

なぜ早寝早起きの習慣が必要なのかというと、体内時計のリズムを正すことで自律神経の働きを正常化させることが目的だからです。

 

ですが、小さな赤ちゃんがいる中で、早寝早起きの生活を徹底していくのは難しいというママもおられると思います。
そういった方でも、できる範囲で良いのでまとまった睡眠時間をとることが難しければ、
細切れでも良いので、できるだけ身体を休ませるようにしましょう。

 

ストレスを上手にコントロールする

自律神経が乱れてしまう1番大きな原因がストレスです。
極端に言えば、低血圧を改善していくためには、ストレスを上手にコントロールすれば大きな改善効果が見込めます。

 

ストレスに溢れている日常生活の中でも上手にストレスをコントロールしていくためには、

  • 映画やドラマで涙を流す
  • 適度に体を動かす
  • 瞑想を行う
  • 自分の中の好きなことを生活の中に取り入れる

このような習慣を身に付けるのがポイントです。
この中でも特に瞑想を行うのが1番高い効果が期待できます。

 

下半身の筋力をつける

妊娠をきっかけに、下半身の筋力が低下してしまったとしても、
できる範囲で少しずつトレーニングをしていくことで、改善して行く事は十分に可能です。

 

特に産後の場合は、激しい運動などができない場合が多いでしょう。
なのでその際は、毎日外に出てウォーキングをする。
といったことをするだけでも、下半身の筋力アップに間違いなく効果が期待できます。

 

体調がすぐれない時以外は、毎日欠かさずに続けることがポイントです。

 

血液量を増加させる

これは一見難しいように思いますが、ある3つのポイントを押さえることで簡単に改善していくことができます。
その3つのポイントとは、

  • 適量の塩分を摂取する
  • 1日に水を2リットル飲む
  • 適度な運動を行う

これらの習慣が血液量を増加させるためのポイントです。

 

適量の塩分摂取で低血圧を改善

適量の塩分と言われてもよくわからないですよね?
塩分の過剰摂取は間違いなく健康には良くないのですが、

 

低血圧の方は、イメージとしてはいちにちの食事において、一杯分のお味噌汁をプラスするような少量の塩分増加を意識しましょう。

 

ちょっとだけ塩分を正しく摂取することで、血液中の水分量が適度に増えていき、血液量の増加効果が見込めるのです。

1日2リットルの水を飲む

血液量を増加させるためには水分が必要になります。
なので、水分を必ずいちにち2リットル飲むように心がけましょう。

 

ただし、水分を摂った分だけ鉄分などの栄養もできるだけ摂るようにしましょう。
このページの本来のテーマにも関わってくることになってしまいますが、
低血圧に思える症状はもしかしたら血液濃度が薄くなってしまうと、
鉄欠乏性貧血による低血圧のような症状が出ることになるからです。

 

適度な運動を行う

低血圧の方にとっては運動をするというのは少し辛いかもしれません。
ですが、つらいからと言って横になってばかりいると低血圧はどんどんひどくなっていく可能性が高くなります。

 

なので、適度に体を動かし血液をきちんと循環させておくことが、低血圧の症状を緩和させることにつながるんです。

 

それでもだめなときは病院に相談しましょう

低血圧で悩んだ場合は医師に相談を
軽度の低血圧の方の場合は、先ほど紹介した内容を
日常に取り入れていくことでその症状が改善される効果が期待できます。

 

ですが、しょっちゅうめまいを起こして倒れてしまう人など、ひどい低血圧の場合は、一度お医者さんに相談してみましょう。
高血圧に比べると、低血圧は重病になりにくいため、お医者さんによっては低血圧を軽視する場合もあるようです。
なので、血圧の専門である循環器科に見てもらうと良いでしょう。

 

なお、病院に行けば漢方薬等で治療をすることもできるため、
授乳中の場合は、自分が授乳中であることも伝えた上でお医者さんと治療方法を相談してみてください。

 

産後の低血圧改善のコツまとめ

低血圧は、その他の様々な不快な症状や病気などに比べると、あまり重度なものでは無いかもしれません。
低血圧だと日常のちょっとしたシーンで、不快な症状に悩まされたり、決して良いものではありません。

 

産後の低血圧と育児を両立するためには、低血圧の症状によっては育児に支障が出ることもありますが、安心して育児を行うための方法もあります。まずはパートナーへの理解と協力が重要です。低血圧の症状や体調の変化を理解してもらい、協力してもらうことで育児の負担を軽減することができます。また、低血圧を持つママたちの体験談や専門家からのアドバイスも参考になります。自身の体調に合った対策を見つけ、育児と低血圧を両立させましょう。


産後の低血圧の改善例を参考にすることも有効です。改善に至った経緯や役立った食事や運動、生活習慣の改善方法などを学び、自身の状態に合った対策を見つけましょう。改善後の現在の生活を知ることで、自身の目標や努力の方向性を見つけることができます。


まとめとして、産後の低血圧を乗り切るためには、理解と対策が重要です。予防法の再確認や育児との両立、改善例から学ぶことなど、様々な視点で産後の低血圧について考えることが大切です。専門家への相談もお忘れなく。産後の低血圧を乗り切るためには、自身の体調や状況に合った対策を見つけていきましょう。

 

なので、血圧を正常な数値に戻すためにも、このページでまとめたような生活習慣をできる範囲で試してみてはいかがでしょうか。

TOPへ