産後にケトン体ダイエットは間違った方法で行うと危険!
産後のケトン体ダイエットは体型戻しにとても効果的と言われて一時期注目を浴びたことがありました。
ですが実際に本当のケトン体ダイエットというのはご存知でしょうか実はとっても過酷なダイエットなんです。
ケトン体ダイエットというのはそもそも2週間の間糖質や糖分を最低限レベルの摂取量まで絞ったダイエットです。
なので、実は私たちの体が普通に動けるようにエネルギーに変換されるブドウ糖が枯渇してしまうため
産後の赤ちゃんのお世話や授乳などのエネルギー源が本当に必要なままさんにとっては危険なダイエットでもあるんです。
実際にケトン体ダイエットが危険な理由というのは、実践したケトン体ダイエットの結果にも表れています。
実は人間の体はケトン体というの作り出すまでには、糖分をエネルギー源として動いている体の仕組み上、
どうしてもブドウ糖が枯渇していく様子を体が敏感に感じとって
『消費カロリー量を無理矢理押さえ込んでしまう』という体の仕組みを持っています。
この体の仕組みは『ホメオスタシス』と言います。
このホメオスタシスというのは人間の体の中で脳の視床下部というところに存在するもので、
副腎皮質や自律神経などもここによってコントロールされている非常に大切な部位です。
ここにブドウ糖の枯渇が体の各部位から情報として上がってくると、
脳の視床下部の司令官は『このままブドウ糖が枯渇していくと体が危険な状態になるから消費エネルギーを絞るよ!』という指令を出してしまうんです。
この状態は何かというと『省エネ状態』です。
もし車に詳しい人だったらリミッターが働いてガソリンがそれ以上エンジンに行かない
『強制リミッター状態』というふうにイメージしていただけるとわかりやすいかもしれません。
つまり、このままエネルギーが枯渇していく状態をそのまま指をくわえて見ていることができないという事なんですね。
そうするとどんなことが起こるのか産後の授乳中や育児中の場合で見てみましょう。
ケトン体ダイエットの子育てへの影響
ケトン体ダイエットが非常に効率的と呼ばれる理由は、ブドウ糖を枯渇させることによって
枯渇したブドウ糖の代わりに次に使われる燃料が体の中に溜まっている体脂肪が使われ始めることで一気に痩せていくことができるからなんです。
ですが、その『ケトン体状態』になるまでの糖質制限期間約2週間の間に起こることが問題なんです。
その影響として考えられるものが…
体が動かなくなっていく
- 脳のエネルギーが枯渇し頭がぼーっとする
- 赤ちゃんの泣き声に反応できない
- 母乳の栄養枯渇
- 育児ストレスに体が耐えられなくなる
- 何時間寝ても眠い
- 体がだるくお腹の調子も悪い
このような悪影響が考えられるんです。もちろんそうならない方もおられるかもしれません。
ですがそこに関しては保証が何もありません。
私の場合はケトン体ダイエットをやっても絶対に大丈夫!なんて言い切ることができますか?
絶対に赤ちゃんに迷惑をかけずにきれいにケトン体ダイエットで痩せられる自信はありますか?
もし100%の自信がない根拠のないことならばやめておいた方が良いです。
産後の授乳期は妊娠中同様に自分1人の体ではありません。
おしめ替えや沐浴、肌着の着替えといったようなお世話ならパパにお願いすることもできるかもしれません。
ですが母乳育児をされている方やそもそも赤ちゃんが嫌がってパパになつかない場合もあります。
そういった赤ちゃんにとっては『ママが健康で笑顔であることがすべて』といっても言い過ぎではないんです。
では、ケトン体ダイエットは絶対にやっちゃいけないの?というとそういうわけではないんです。
こんなことを聞くと話が混乱しそうですよね。ですので話をもう一度整理しますね。
ケトン体ダイエットの危険性は、ブドウ糖が枯渇するまでのエネルギー不足の途中経過にあります。
その間に脳の視床下部から『エネルギー消費制限命令』が出てしまうと先程のような
産後の授乳中の子育てに対しての悪影響が全てまとまったような危険な状況が起こってしまうんです。
もちろん、先程のような恐ろしい影響が考えられるケトン体ダイエットに向けてのホメオスタシス発動』が絶対に誰にでも起こると言い切ることはできません。
あなたの脳の視床下部があなたがケトン体ダイエットを行っていることを気づかない事を祈るばかりです。
これには、抜け道として『チートデイ』というものがあるのですが、結局は一時的に糖質を体の中に入れるわけですから、ブドウ糖枯渇までの速度が穏やかになったとしても
結果的にブドウ糖を枯渇させるという最終的な目的自体は変わらないので、その状態でホメオスタシスが発動となってしまえば先程のような悪影響が誰にでも起こり得ます。
これは産後のママに限った事ではなく、本当に誰にでも起こります。
先ほどは、そのリスクによって引き起こされることを産後の育児中のママの生活に置き換えてみてみましたが、
一般的な生活の中でも、身体がだるくなれば体調不良を感じますし、疲れが溜まって動けなくなれば家族や子供に迷惑をかけてしまいます。
もちろん、ホメオスタシスは絶対に起こらない保証もありませんし、絶対に起こる保証もありません。
ですが可能性がある限りはその危険や無用なリスクは避けるべきです。
そこで、厳しい糖質制限を行わなくても『ケトン体状態を作り出すこと』ができないのか?ということなんです。
つまり、厳しい糖質制限を行わなくても『ケトン体状態』を作り出すことができれば先ほどのようなリスクを恐れる必要もなくなります。
そんな都合の良いことができるの?という方もいらっしゃると思いますが『それができる』方法があるんですよ♪
それがMCTオイルなんです。
MCTオイルは、ココナッツオイルにも50%ほど含まれている中鎖脂肪酸というブドウ糖よりも早くエネルギーとして使われる性質をもっているのですが、
このMCTオイルを摂取しながら、普段の食生活で糖質を摂りすぎないようにするという程度のほぼリスクがない『ゆるやかな糖質制限』と組み合わせることで、ケトン体の生成を実現できるんです!
このお話の続きはこの先のページで読んでみてください。