産後の便秘解消で育児と美容の両立!
産後の育児中に便秘になってしまわれるママさんがたくさんおられます。
産後に感じるストレスや疲れ、食生活の乱れなど、原因は様々なものが
絡み合っていて解消するために薬を飲みたくても授乳中だから飲めないという方も。
このページでは産後の原因から見る、体質改善にも役立つ便秘解消法を一緒に見て行きましょう!
まずは、便秘の原因をしっかり把握する事が自分に最適な便秘解消につながります。
産後の便秘の原因
産後の便秘の原因は、冒頭でも触れましたがひとつではありません。
食物繊維不足と思われる方もいらっしゃるかも知れませんが・・・
その他にも、考えられるものとしては
- 水分不足
- 運動不足
- 睡眠不足
- 精神的なストレス
- 腸内環境の悪化
これらの原因が育児や家事などの日常の中で考えられます。
産後のママさんは本当に忙しい毎日を送っておられます。
数時間おきに赤ちゃんにあげるおっぱいや、その合間にお世話やコミュニケーションをしてあげなければ寝てくれませんし、産後の肥立ちが終わったら、すぐに家事に復帰します。
中には、産後の肥立ちが終わらないうちから家事復帰をせざるを得なかったという方もおられます。
そんな毎日の中で『常に自分の事は後回し』で気が付いて見れば『家の中なのに立ち食いでご飯を食べていた』という方もたくさんおられるんです。
そんな中では、便秘になってしまったとしても『とりあえず便秘薬で・・・』という事になりますが、市販薬は授乳中には怖くて飲めないという事もあります。
そこで、忙しくても出来る簡単で手間が掛からない便秘解消法を一緒に見て行きましょう。
産後の便秘はどのくらい続くの?
産後という特殊な時期でなくても女性は便秘になる方が多く、
さらに産後に先ほど述べたように便秘になる原因の要素が
増えることでより便秘という状態になってしまうんですよね。
産後の便秘の期間には個人差がありますが、一般的には産後6~8週間程度は腸の動きが低下する傾向にあると考えられており、「産褥(さんじょく)期」や「産後の肥立ち」と呼ばれています。そのため、この時期に2~3日ほど便秘になることも珍しくありません。
もちろんより長い期間便秘に悩んでしまうという方も自然に増えてしまうんですよね。
便秘は体力や食生活、排便習慣が戻れば解消されることが多いので、産後6~8週間程度はしっかりと安静にして、食生活や排便習慣を改善していけば、徐々に体調が良くなってくるはずです。
産後の便秘解消法を知ろう!
まずは、便秘そのものの解消法を軽くご紹介していきます。
その中でも産後の忙しい中でも出来る簡単なものを整理していくという形で行きたいと思います。
便秘解消法としては
- 水分を摂る
- 食物繊維を摂る
- 睡眠不足を解消する
- 運動不足を解消する
- 腸内環境改善の菌活をする
これらの方法が、便秘解消法としては代表的なものです。
この中でも、時間がかからず簡単にできるものを見て行きましょう!
水分を摂る
水分を摂るのは、毎朝のうがいや手洗い、洗顔などを終えてすぐに白湯を一杯飲むだけです。
身体を冷やさないためには、白湯を良いでしょう。1日で飲む理想的な量は1リットル以上は飲みたいところです。
マグカップ一杯分で、約200ccの白湯を授乳間隔の合間に1杯飲んでおくと1リットルくらいは飲む事になるのではないでしょうか。
ただし、水分を摂り過ぎると下痢になってしまう方もおられますので、注意したいところです。
食物繊維を摂る
食物繊維を摂るのは、簡単な感じがすると思いますが、実はそうでもありません。
食物繊維は水溶性と不溶性の2つがあり、両方をバランスよく摂る必要があります。
不溶性 2:1 水溶性という形で摂るのが理想的なバランスになりますが、これがなかなか難しいところです。
特に、水溶性食物繊維には便を柔らかくする作用がありますので、便が硬く感じられている方は水溶性食物繊維を意識して摂るようにすると良いでしょう。
水溶性食物繊維は海藻類や穀物に含まれている他に、山芋やオクラなどのネバネバ成分にも含まれています。里芋も良いですね。
腸内環境改善の菌活
腸内環境は、最近では『腸内フローラ』とも呼ばれていますよね。
腸内環境は、便秘とも密接な関係がありますが、免疫力とも深い関係があります。
というのも、免疫細胞の約8割は、腸内で作られているからです。
腸内環境を良くするためには、乳酸菌やビフィズス菌などの代表的な腸内細菌として働いてくれる菌の他にも、酵母菌やアシドフィルス菌なども摂るようにしたいところ。
その他にもオリゴ糖も善玉菌のエサになってくれるので大切ですね。
睡眠不足を解消する
睡眠不足を解消するというと、忙しい中では無理だと思われる方も多いのではないかと思います。
ですが、睡眠不足の解消は、睡眠時間がすべてというわけではありません。
睡眠の質を高めるためには、眠る前にホットミルクやホットココアを飲んだりすると良いでしょう。
また、眠る時には豆電球も完全に消したりするといった工夫も大切です。しかしながら、これは赤ちゃんが豆電球を消すと泣きだすなどの弊害がある場合もあります。
そういった方は、眼精疲労の解消も兼ねてアイマスクをして眠るなどするのも睡眠の質を上げる方法のひとつですよ。
運動不足を解消する
運動不足の解消も産後の便秘解消には大切な要素です。
例えば、天気が良い昼間には、ベビーカーで赤ちゃんを連れて散歩に出かけるなど、運動不足の解消には最適です。
この時に出来るだけ背筋を伸ばして、背筋と腹筋、腹式呼吸を意識して歩くことで、ペースを速めなくても良い運動になります。
また、こういったお散歩には、便秘解消だけではなく、産後のダイエット、赤ちゃんの疲れさせ効果で、夜泣きが少なくなるなどの副産物も期待出来ます。
産後の便秘解消のための薬には注意が必要!
便秘解消と考えたときに便秘薬をまず思い浮かぶという方も多いと思います。
しかし、薬は副作用のことまで考えなくてはなりません。
妊娠中や授乳中の産後という時期においては特に薬に対して
過敏といってもいいくらい意識するほうがいいでしょう。
授乳中は注意が必要です。市販薬の中には、母乳に成分が移って乳児に下痢などの症状が出るものがあります。
市販薬の中には使用できるものもありますので、薬局やドラッグストアで薬剤師に相談してみましょう。
産後の便秘解消法のまとめ
産後の便秘解消法を見て来ましたが、いかがでしたでしょうか。
自分自身の体調や赤ちゃんの体調、様子と相談しながら、これらの対策を行う事で、副作用が怖い便秘薬に頼らずとも便秘を解消する事が出来ますよ。
自分に最適な便秘解消法を少しずつでも実践して行きましょうね。