産後半年以内(産褥期も)冷え症SOS!改善のコツ特集
産後の授乳中の冷えに悩んでいませんか?
産後の授乳中の冷えというのは、赤ちゃんのために決して良くはありません。
特に母乳の出が悪くなってしまう可能性が高いというのが一番心配なところです。
特に、産後の早い時期半年以内の体の冷えはお産からの体の回復を遅らせますし、
母乳の質の低下という意味では、体中の血流を鈍らせる事によって、
余計にむくみや便秘などのその他の悩みの明かりもつながります。
それら全てがママ自身の体と赤ちゃんへの影響が大きく出てしまうんです。
そこでこのページでは、産後半年以内のままに冷え性対策として
どのようなやり方や効果的な食事、生活習慣などがあるのかを特集していきます。
また、体の回復を早める事は産後ダイエットのタイミングを逃さないことにもつながりますので、
自分にとって一番最適と思える対策をしっかり行うようにしましょうね。
産後ママの体の冷えの原因
産後のママの体の冷えの原因は、やはり『お産によるダメージ』が一番大きな要因です。
また、妊娠中に起こったホルモンバランスの変化によるプロゲステロンの分泌がおさまって、自律神経の働きも乱れがちになってしまうことです。
それによって当然ながら体温調節のための血流の活性化や活発化が起こらなくなり体が芯まで冷えきってしまう。
そしてもともと女性の場合は男性に比べて筋肉が少ないことと、さらに妊娠中にあまり激しい運動は基本的にできませんから、
その分筋力が低下していて、それが余計に冷えにつながってしまうんです。
また、妊娠中に太った自分の体を見て本当はお腹が空いているのに我慢してしまうママさんもいらっしゃいます。
そういったこと全てが産後のママの冷え性につながってしまうんです。
冷え性対策でまずやってほしいこと
産後ママの授乳中にやってほしい冷え性対策としてまず優先順位が高いものからご紹介していきたいと思います。
その一つとしては、栄養補給で特にビタミンB群とビタミンAの摂取、そして抗酸化物質と言われる
アントシアニンやルテイン、アスタキサンチン、ゼアキサンチンなどのフィトケミカルと呼ばれる成分の摂取です。
これは、特にビタミンB1の場合妊娠中に蓄えた脂質と糖質を体の中で燃料として燃やすことができて
体温上昇にもつながるエネルギー変換のために必要な栄養素であるからです。
ビタミンB1はチアミンとも呼ばれるのですが、
特に産後半年以内の産褥期にあるママの体の回復や冷え性の改善そしてダイエットのためにもおすすめなんですよ。
また、できるだけお風呂でしっかり体を温めるということも意識してください。
産後すぐの授乳や赤ちゃんをあやすことで忙しいママは本当に自分自身ゆっくりお風呂に入って
体を温めている時間なんてない…と悩んでしまう方も多いと思います。
ですが、お風呂は38度から40度位のちょっとぬるめのお湯にちゃんと肩まで浸かること。
全身浴を約10分から15分(不要の場合は15分)といった具合で、ちゃんと体を温めるようにしましょう。
決してシャワーで体だけきれいに洗えばいいや…といったような済ませ方はしないようにしましょうね。
水分補給は、体の冷えを是正するために特に大切です。
これは同時に先ほどご紹介した人ケミカルやビタミンB群を摂取したことによって
体の中の巡りを良くするためにも必要であると同時に、
産後の授乳中のママに多い便秘の解消にも役立つからです。
ただしこの時に冷たい水を飲んでしまうのではなく、常温のお水や白湯、
また母乳で育てている方は母乳に影響しないようにノンカフェインのお茶を飲むなど
積極的に体を内側から温めてあげましょう。
産後ママも冷え性対策のおすすめ食材
産後ママの冷え性対策『ニンニク』おすすめ食材です。
ニンニクはビタミンB群が非常に豊富に含まれているのと同時に食物繊維なども取ることができます。
便秘解消にも効果的ですし、体を内側から温めてくれて
腸内環境を良くしてくれる効果も期待できるので、冷え性対策にもってこいなんですよ。
もちろんニンニクを油で揚げたりだとか、そのまま刻んで炒めたりだとか
中華料理のような過激な食べ方にこだわる必要はありませんよ。
外に出かける時にニンニクの臭いは気になりますし、嫌なものですよね。
ニンニクを使った料理は、冷え症だけではなく、産後すぐの身体のだるさや産褥期の身体の回復を進めてくれます。
できる範囲で食べる事もスタミナアップにつながりますのでおすすめですよ。
もし、ニンニクの匂いがついては困るという方の場合は、ニンニクを使ったサプリメントが良いでしょう。
サプリメントならばニンニクから抽出した有効成分のビタミンB群やファイトケミカルといった
冷え性対策に有効な血流を活発化させることができる栄養素を豊富に取ることができます。
またニンニクを食べるのと違って臭いも気になりませんから、普段の食生活の中で無理なく続けることができますよね。
またニンニクに含まれているビタミンB群は基本的に水溶性栄養素ですので、
過剰摂取の心配はありません。
副作用も心配いりませんよ。
なぜなら、こもともと人間の体の中に存在している栄養素だからです。
産後ママの冷え性の影響
体の冷えは先ほどもご紹介した通りママ自身の体にとっても、
また母乳やミルクを与えている赤ちゃんの体にとっても決して良いことではありません。
例えばママの体がわずかながらでも冷えていると、
母乳を飲んでいる赤ちゃんの場合も母乳の温度が赤ちゃんにとっての最適な37度付近よりも
2~3度低い34度~35度になってしまうことが考えられます。
そうすると、赤ちゃんの体が成長していくためのエネルギーになる糖質から脂質への栄養の変換等もうまくいかなくなってしまうことが考えられるんです。
生後半年以内の新生児の赤ちゃんは、ケトン体をエネルギー源にして成長していますので、
そのためには母乳やミルクの温度管理は大切な要素なんです。
生まれたばかりの赤ちゃんの成長曲線は赤ちゃんの個人差によるものですが、
このようなママの体の冷えによっても赤ちゃんの成長曲線が影響を与えられるということもあることなんですよ。
またママの体で言えば、母乳を与えている母乳育児のママの乳腺炎になりやすくなるという影響もあります。
とにかく、このように体の冷えというのはすべてに対してよくない影響がたくさんあるんですね。
そのために何とかして冷えとりは積極的に行っていきましょう!